作品
老密偵の彦十は盗人宿を見張っている最中、居眠りをしてしまう。失態を恥じる彦十に平蔵は「湯治に行ってきたらどうだ」と勧める。
寒村で起きた少女の首きり殺人。旧家を襲う惨劇に隻眼の探偵、御陵みかげが挑む。
クビキリ殺人はまだ終わっていなかった、18年の時を経て再び惨劇が繰り返される。真犯人は誰なのか。驚愕の真相が明かされる。
「自由死」を望んだ母が生涯隠し続けた事実とは。『マチネの終わりに』『ある男』に続く、愛と幸福の真実を問いかける傑作長篇。
大物彫刻家が遺した縮小模型、素人の蔵に眠っていた重文級の絵や裂…古美術業界の儲け話にたかる人々を描く、傑作ミステリー連作集。
舞台は日露戦争で日本が敗戦した世界。日系移民2世の登志矢は、革命の嵐に巻き込まれ数奇な運命に翻弄されていく。
新小岩にある居酒屋・米屋には今日も悩める一見さんがご来店。元ボクサーやホストに入れ込む女子大生、おまけに季節外れの幽霊まで?
20年前「コールドスリープ」の被験体となった松崎。眠りから覚めたが、世界はコロナ禍に揺れ、かつての仲間が次々と殺されていく。
驚きと面白さは絶対保証! ミステリの最前線で活躍するスター作家がそれぞれ趣向を凝らした珠玉の6作を収録。文庫オリジナル。
キリシタン大名・大友宗麟の臼杵城から長崎の原爆資料館、『苦海浄土』の水俣まで、西国を巡り育まれてきた文学をも紐解く歴史紀行。
珍獣ハンターとなり100カ国以上でロケする日々の中で、旅先で出会った人、芸能界の友人や家族ついて率直に書いたエッセイ集。
田中角栄は本当に有罪だったのか? 戦後から現在につづく日米関係の深層と特捜神話の真実を関係者の新証言と膨大な資料で剔抉する。
「才女」の形容を遥かに超えたベストセラー作家有吉と、夫・恋人・息子への愛の苦悩を歌と小説に昇華させた岡本の遺した散文、書簡。
正岡子規の直弟子ながら、高浜虚子の系統に抹殺された伝説の俳人・河東碧梧桐――その生涯を通じ短詩形と書字の深淵に迫る著者集大成
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