作品
日本人にとって天皇とは何か。戦後民主主義のなか、国民統合の象徴たらんと努めてきた昭和天皇の姿を、畏敬と感動を込めて語る。
米中貿易戦争を仕掛けた異色の大統領補佐官が説く、米中軍事衝突の可能性。トランプの対中戦略の狙いは、全てこの本から読み取れる。
なぜ「耳なし芳一」は耳を失ったのか。なぜ豊臣秀吉は朝鮮出兵で耳鼻削ぎを命じたのか。日本史上最も有名な〝残虐刑〟の真実に迫る。
慌ただしい日々のニュースの塵を払ってゆっくり解説しなければ、世界の変化の本質は見えません。ここ数年の情報がわかるお得な一冊!
感動の作文集『つなみ』から生まれた家族の喪失と再生。子どもたちは「書くこと」で別れをどう乗り越えたのか。大宅賞受賞作。
漢民族の中国、は幻想だ。ユーラシアの多彩な民族が入り乱れ文化を発展させてきた歴史を、南モンゴル出身の著者が鮮やかに描き出す。
なぜ殺し続けたのか? 凶悪殺人犯十人に問い続けた衝撃作。『家族喰い』角田ファミリーのその後、〝後妻業〟筧千佐子を大幅増補。
遠く長い旅の末、人類は海を渡って日本列島に来た。徹底的な遺跡データ収集とDNA分析、古代舟での航海実験から探る日本人の足跡。
昭和二十年一月、米軍がルソン島リンガエンに来襲するや、司令官は特攻隊と諸部隊を置き去りにして逃走した。記念碑的名著、完結篇。
女の業を体現し続ける作家中村うさぎと、女戦線からの離脱を切に願う作家三浦しをんが、女子の大海原における漂流人生を語り合う。
大本営は米艦轟沈のウソの発表をして国民をだましつづけた。次々と消耗品のように死地に投ぜられた若者の群像を描く。大著の第二巻。
筋ジストロフィーで寝返りも打てない、けど、自由に暮らしたい! わがまま患者とボランティアの壮絶ながら命の輝きに満ちた日々。
九十四歳で大往生、破天荒な父がアガワを泣かした三十四の言葉。故人を讃えない前代未聞の追悼に爆笑するうちなぜか胸が熱くなる。
誰でもないのに誰よりも強い「空気」。これは「忖度」そのものだ。発表から四十年を経て、今こそ読まれるべき日本人論の名著。
陸軍特別攻撃隊の真の姿を描き、鴻上尚史氏『不死身の特攻兵』に大きな影響を与えた菊池寛賞受賞作・全三巻を、三カ月連続刊行。
デビューから破竹の二九連勝、羽生善治はじめトップ棋士を破り棋戦初優勝、異例の三段階昇段……。天才はいかにして誕生したのか。
秘められた恋、ストーカー的熱情、夫婦の愛憎――小林多喜二、三浦綾子、中島敦、原民喜、中城ふみ子、寺田寅彦ら十二の作家の物語。
絶大な人気を誇るフェルメール。謎めいた画家の真実とは? 三十七点の作品を動かすシンジケートを初公開。全作品カラー写真で掲載。
海を渡ってきた宣教師と、信仰に命を賭した数多の信徒たち。世界遺産の陰にある真実をたどる、異文化漂流ノンフィクションの傑作。
没後二十年を機に編まれたムックに「オール讀物」掲載のインタビュー記事・座談会等を追加。永遠に愛される藤沢文学を語りつくす。
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