作品
惜しんであまりあるこの作家。その生涯と作品、魅力のすべてを語り尽す愛読者必携の藤沢周平文芸読本。未公開写真を多数収載する
自身を語ること稀だった含羞の作家が、初めて筆をとった来しかたの記。郷里山形、生家と家族、学校と恩師、戦中戦後、そして闘病。詳細な年譜も付した藤沢文学の源泉を語る一冊。
自ら一汁一菜を用い木綿を着用。政治とは民の膏血をしぼり為政者が贅を購うことではない。鷹山と藩政改革をえがく傑作長篇小説
城山三郎、丸谷才一、中野孝次、向井敏、井上ひさし、出久根達郎など藤沢文学を愛してやまぬ諸氏が綴った魅力の源泉。さらに対話とインタビュー、講演で構成した愛読者必携の書。
作者秘愛の浮世絵から想を得てつむぎだされた短篇名品十九篇。市井のひとびとの陰翳ゆたかな人生絵図を掌の小品に仕上げた極上品
古今に類書なし、異色映画読本。当代一流の文章家、各氏一篇十枚。秘愛のスターから悪役、忘れがたい端役まで内外30人の男優の姿
北国の藩、筆頭家老暗殺につかわれた幻の剣「馬の骨」。下手人不明のまま六年過ぎ、密命をおびた藩士と剣士は連れだって謎の秘剣をさがし歩く。オムニバスによる異色作。(出久根達郎)
おなじみ藤沢市井小説七篇。呑んだくれの父に手をやく嫁入り前の娘と母。置きざりの老婆。岡場所で再会する男女等、最新名品集
藤沢時代小説を語りつくした画期的労作。その文体、色調、独自の物語世界の秘密をあますところなく解析。ファン必読の作品案内!
自身を語ること稀だったこの作家が初めてあかす半生記。郷里山形、生家と家族、戦中戦後、そして闘病。藤沢文学の源泉を語る一冊
藤沢時代小説の魅力の源泉。この作家を愛してやまぬ諸氏が綴る三十篇。さらに対話とインタビュー、年譜等で構成した愛読者必携書
病弱の身体をおして幕政改革にうちこんだ新井白石をえがく「市塵」に加え単行本未収録の珠玉篇多数をおさめる。本巻をもって完結!
武家の妻の淡い恋心をかえらぬ燕に託してえがく「玄鳥」をはじめ、円熟期の最上の果実と称賛された名品集である。他に「浦島」「三月の鮠」「闇討ち」「鷦鷯」を収める。(中野孝次)
酒びたりの父をかかえる娘と母、市井のどこにでもある小さな不幸と厄介ごと。表題作の他「にがい再会」「永代橋」「踊る手」「消息」「初つばめ」「遠ざかる声」など市井短篇小説集。(駒田信二)
自身を語ること稀だったこの作家が折にふれ綴ったエッセイ、小文。郷里のこと、幼年時代、創作秘話、日常身辺等、作品と併せ読む一冊
隠退した元お側用人と幼なじみの町奉行、小料理屋のお内儀との交情をしみじみと描いて各紙誌絶賛の名品。「秘太刀馬の骨」を併載
薄幸の人妻との恋。男が女にえがく果てない夢。静かな深い感銘をよぶ名品「海鳴り」と、悪漢小説の異色の試み「天保悪党伝」を収む
お待たせしました。いよいよ冴える青江又八郎の剣。用心棒日月抄シリーズ第三第四作完結篇。小説の魅力を復権させた記念碑的作品
この作家円熟期のかぐわしい果実と評された「玄鳥」をはじめ、初期歴史短篇として不滅の光を放つ「又蔵の火」など、力篇を収めた
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。