作品
尚武館を追われ、小梅村で暮らす佐々木磐音とおこん。田沼一派の厳しい監視の眼がつきまとう。案じる人々も近づくことができず……。
鵜飼百助を訪ねた帰り道、両国橋に差し掛かった磐音は妖気に包まれ、襲撃を受ける。家基に加え、おこんまでもが魔の手にかかり……。
槍折れ術で佐々木磐音と渡り合い、幽玄な餅搗きを披露する男の正体は? 一方、高知城下に着いた重富利次郎を待ち受けていたのは…。
高家の屋敷に咲く冬桜の見物に出かけた磐音は、門前で騒動に出くわす。尚武館には、孫娘に手を引かれた盲目の老剣客が訪れて……。
ある旗本が刺殺され妻と奉公人が姿を消した。遺された一子の仇討ちに助勢するため、磐音は南町奉行所同心・木下一郎太と上総へ発つ。
出羽山形からの帰路、磐音は追手に襲われた若侍を助ける。江戸に戻った磐音は家基からのある要求を聞き、秘密裡に手筈を整え……。
かつての許婚・奈緒が身請けされた紅花問屋前田屋が、乗っ取りの危機に瀕する。その一報に、佐々木磐音は、一路、出羽山形を目指す。
尚武館で朝稽古に励む坂崎磐音を元師範の依田鐘四郎が訪ねてくる。徳川家基からの言伝を聞いた磐音は、すぐに深川へと出かけ……。
おこんが速水左近の養女となり、祝言に向けた準備が続く佐々木磐音の前に刺客が現れる。正体やいかに? 磐音はある一計を案じる。
磐音とおこんの帰りを待つ江戸。南町奉行所の笹塚孫一は、六年前に苦い思いを味わわされることになった男が島抜けした報せを聞き…。
博多を訪れた坂崎磐音は、武芸者に囲まれた若侍と娘を助けるが……。一方、江戸では、友人の品川柳次郎が家廃絶の危機に悩んでいた。
関前藩の御用船で久々の帰国を果たした磐音。おこんとともに父母らの歓待を受けるが、藩内では物産所の利を巡って思惑が交錯し……。
佐々木道場の後継を見据え、坂崎磐音は鰻割きを辞し、金兵衛長屋を引き払う。一抹の寂しさを胸に前へ進む磐音に、刺客が立ち塞がる。
改築された佐々木道場の杮落しが近づき、祝いを思案する今津屋。一方、町奉行所からは、佐渡を島抜けした咎人の情報が寄せられ……。
縫箔職人を目指すおそめに、幸吉の胸は騒ぐ。師範の本多鐘四郎は突然の縁談話に、昔日の幼馴染みの顔が浮かぶ。春、それぞれの想い。
今津屋吉右衛門の祝言の日を迎え、磐音は花嫁行列先導の大役を果たす。和やかな祝言から暫くし、おこんの異変に気付いた磐音は……。
坂崎磐音は、白鶴太夫の落籍と、それを阻止せんとする不穏な動きを知る。やがて罪なき禿が殺された。かつての許婚のため磐音が走る!
磐音の父・正睦は城中での猿楽見物に招かれる。磐音の江戸での暮らしを思う正睦だが、おこん父子との対面の帰路、刺客に狙われて…。
将軍家治の日光社参に供奉し、路銀出納を行う今津屋一行。〝用心棒〟として同道する坂崎磐音の真の使命は、さる貴人の影警固だった!
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