作品
漱石・鴎外から裕次郎・ひばりまで。二十世紀を生きた百人の多彩な生涯と、心に残る彼らの言葉を達意の文で紹介する「人間万華鏡」
面白い本とは、粋七分野暮天三分。根っからの本の虫が導き出した黄金分割に適った名作・珍品、おなじみの名口上付でお楽しみ下さい
猫の「ご縁」で花のお江戸を飛び出せば、いずこも変わらぬ人間世界の滑稽さ……。次々起こる珍事件と、ご存じ三人組の大活躍!
読む。酒を飲む。朝茶も飲む。暮らし、そして、読む。思わぬ面白本満載。読書の達人の底抜けに楽しい書物エッセイ、待望の文庫化!
謎のリストの正体を追ううちに、戦時中のプロパガンダと松代大本営建設の裏側に行き当たった古本屋達の運命や如何に。傑作長篇
同一タイトルに、気鋭の作家たちが挑む――。雑誌掲載時から話題を呼んだ本邦初の試み、六者六様の味わいを、とくとご賞味あれ!
何を背負って渡しを渡る!? 佃島の船頭が見つめる謎、人情、怪異、恋……。精細に江戸の風俗を描き、ペーソス溢れる異色捕物帳登場!
漱石先生はロンドンで何を読み、何を観て、何を思っていたのだろう。希代の名随筆家が文豪の留学生活に迫る異色の紀行エッセイ!
春画を描く? 紙芝居屋が受けた妙な依頼が、彼らに見せた世界とは……。庶民の心意気を郷愁とユーモアの中に描く渾身の長篇小説!
事件でござる! 猫の似顔絵描きと貧乏神描きが遭遇する、江戸の奇々怪々と人情の機微。温かなユーモア溢れる時代小説登場!
初恋、家族、人情。懐かしさ、愛しさ、寂しさ。誰もが忘れかけているものを、機微に富んだ絶妙の語り口で描く、御存じ出久根節!
城山三郎、丸谷才一、中野孝次、向井敏、井上ひさし、出久根達郎など藤沢文学を愛してやまぬ諸氏が綴った魅力の源泉。さらに対話とインタビュー、講演で構成した愛読者必携の書。
おなじみの古本の裏側や懐かしい言葉、土地、味、人についての話がいっぱい。読者をいつの間にか不思議な世界に引きこむエッセイ集。日本語の魅力をたっぷり伝える百一篇。(吉川潮)
何を背負って渡しを渡る!? 佃島の船頭が見つめる謎、人情、怪異、恋……。江戸の風俗を描いて、ペーソス溢れる異色捕物帳登場!
古書鑑定人など、古書店の周辺を彩る奇妙で素敵な人間模様。古典落語にも通じるキレのよい語りが光る。「背広・冬至の旅」「いちにのさん」「お百度」「くしゃみ」「あったとさ」。(谷沢永一)
春画を描く? 紙芝居屋が受けた妙な依頼が、彼らに見せた世界とは……。庶民の心意気を郷愁とユーモアの中に描く渾身の書下し
北国の藩、筆頭家老暗殺につかわれた幻の剣「馬の骨」。下手人不明のまま六年過ぎ、密命をおびた藩士と剣士は連れだって謎の秘剣をさがし歩く。オムニバスによる異色作。(出久根達郎)
古本と、古本をめぐる人々のすがたや如何に。文章が粒だち、目の前に立ち上がってくる! との絶賛とともに直木賞を受賞した著者の、摩訶不思議にして味わい深いエッセイ51本を収録。
おなじみの古本の裏側や懐しい言葉、土地、味、ひとについての話がいっぱい。読者をいつの間にか不思議な世界に引きこむエッセイ集
蒐書狂、古書鑑定人、廃品回収業者など古書の周辺を彩る奇妙な人間模様。古典落語にも似たキレのよい語り、異色作家の受賞第一作
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