作品
待望の書下ろし新シリーズ4巻連続刊行! 主人公は江戸・柳橋の船頭の娘・桜子。船頭になることを夢見る桜子の活躍に乞うご期待。
平穏で優雅に暮らす尼たちの元へ、ある日飛び込んできたのは「助けてほしい」と叫ぶ若い娘……。雅やかで心に染み入る連作時代小説。
娘の祝言が決まってから、急に態度が冷たくなった父親。その心の内を描いた表題作のほか、とびっきりの人情噺を集めた短篇集。
京の老舗袋物問屋の隠居と知り合った空也は大和柳生へと同道する。新たな修行の場を得たと感じるが……。そして、最後の勝負が迫る!
床屋で次々と首無し死体が見つかり、霊岸島ではろくろ首の噂が。「この騒動は続く」予感的中の南町奉行根岸肥前守が謎解きに挑む。
小間物屋『紅花堂』が何者かの付け火にあったらしい。報せを聞いた秋山久蔵は付け火を発見し、食い止めた謎の男の存在を知るが……。
同日に起こった三つの難事件。若い男女の駆け落ち、問屋の強盗事件、付け火と焼死体。別々の事件はやがて複雑な繋がりをみせて……。
半身不随になった許婚との結婚を反対され、他家に嫁いだ女を、男は想い続ける――激動の時代に輝くように生きた女と男を描く短篇集。
応仁の乱から室町幕府の終焉まで、裏切りと戦乱の坩堝と化した京に魅入られ、争いに明け暮れた男たちの生き様を描く連作集。
最低亭主から逃げた女房は江戸の離縁請負人のもとで働くことに。一筋縄ではいかない依頼を解決しながら、自らの離縁を目指すが――⁉
平安時代にとどまらず室町・戦国時代の陰陽師まで登場。時と場所が変わっても色褪せない、「陰陽師」の魅力が詰まったアンソロジー。
手習い師匠の萩乃。家主から気の進まない縁談が持ち込まれて……(「恋風」より)。江戸で働く6人の女性を主人公にした連作短編集。
昼は腕の良い職人、裏の顔は「地獄への案内人」。女の敵は許さない、時代小説界のニューヒロイン・仕立屋お竜の剣技が冴える第三弾。
友人と出かけた帰り、ほろ酔いの清兵衛は何者かに殴られ、見知らぬ男の家で目を覚ます。翌日、倒れていた近くで遺体が見つかり……。
とある神社で殺しが起きた晩、神社の狛犬が別の犬の像に置き換わった。「犬神の家」と噂される武家屋敷との関わりに南町奉行が迫る。
姥捨の郷で空也を待つ霧子たち。しかし、空也は京で思いもよらぬ事態に遭遇していた。さらに薩摩に縁があるという武芸者の影が……。
「殿、また借金をしたのですか⁉」財政赤字に喘ぐ大野藩。藩主・利忠にほれ込んだ七郎右衛門は無理難題を一手に引き受けることに…。
借金を繰り返す殿・利忠。七郎右衛門は呆れながらも、藩の財政再建を成し遂げようとしていた。そんな中、黒船が襲来し、激震が走る!
妙法寺の善智内供の長い鼻は、天竺の象鼻天・ガネーシャの因縁によるものだった――神々そして眷族が、桜吹雪のなか自由に舞い踊る!
数百年もの間、共に生きてきた吸血鬼「闇神」の紅鈴と欣治。暴行されていた圭一を助けたことから二人の永遠の時間が軋み始める……。
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