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一昨年結婚した後、自殺未遂をして一ヵ月以上メールも繋がらない――そんな二十七歳の女性の行方を追う「絶対零度」ほか二篇を収録。
いつから子どもたちは野球が辛くなってしまうのか? 勝利至上主義、過干渉、大会優先のトーナメント制。日本の四番打者が提言する。
自分の手でマイホームを建てる。大工経験ゼロで無謀な夢へ突進したアラフォーカメラマンの六年にわたる悪戦苦闘セルフビルドの記録。
今回の舞台は名古屋。元裁判官の静おばあちゃんと不動産会社のワンマン経営者香月玄太郎が投資詐欺や介護などの事件を解決していく。
最高司令官総司令部(GHQ)が、憲法改正案を押し付けてきた。この時、日本の未来のために抗った官僚と政治家たちの戦いを描く。
養父による性的虐待を描いた自伝的小説「ファザーファッカー」。四半世紀を経て、今度は母の視点で凄絶な過去を見つめ直す力作長編。
中国の古典文学、漢詩の名篇が我われ日本人にもたらした影響とはなにか。文化波及の側面を異常心理学の視点から、縦横無尽に論じる。
「クマ、一緒に踊るか」「オレが? マロと?」白塗りのメイクで大駱駝艦の初舞台を踏む表題作ほか生きる実感あふれる四つの小説。
母は志摩の医院長夫人、娘は三重県下の病院勤めで、共に医師。故郷や家族、友人との思い出を人情味深く、笑いを交えて綴る随筆集
どうしても「読み終えられない本」がある――その名も『熱帯』。結末を求めて身悶えするメンバーが集結し、世紀の謎に挑む。
「星の王子さま」の翻訳で知られる内藤濯作詞、皇后陛下作曲の歌曲「星の王子の……」の誕生秘話。鮫島有美子による新録音CD付き。
トランプの迷走、世界の紛争、日本政治の混迷……。様々なニュースを池上さんが“そもそも”から解説、現代の見取り図が描ける一冊。
ミステリーの名手が、出会いと別れの町・横浜で働く公務員を主人公に、壮大なドラマを紡ぎあげた。読めばヨコハマに行きたくなる!
安楽死が合法化された現代日本で、平成くんは死ぬことを選んだ――平成という時代と、現代を生き、死ぬことの意味を問い直す意欲作。
二人の作家が、古今東西の名作絵画から着想を得てショートショートを競作。今までとは違った視点で絵画を見られるようになる掌編集。
父の失踪とともに消えた自転車は何処へ――。行方を追い、台湾から戦時下の東南アジアをさまよう。壮大なスケールで描かれる大長編。