芥川賞作家吉村萬壱さんの初漫画が間もなく発売
「この作家の頭のなかは、どうなっているんだろう?」と思ったことはありませんか?
ましてやそれが『ハリガネムシ』(571円+税)で第129回芥川賞を受賞し、『虚ろまんてぃっく』(1,700円+税)や『ボラード病』(1,400円+税)など、話題作を発表してきた吉村萬壱さんの場合であったらどうでしょうか?
今回10月28日発売される『流しの下のうーちゃん』(1,200円+税)は、吉村さんの内面を描いた、なんと初の漫画作品です。
人気漫画家も「笑いっぱなし」と絶賛の中身を少しご紹介
27年間続けた教員を辞めて、うさぎのうーちゃんと古ぼけた一軒家での暮らしを始める。時間はたっぷりあるはずなのに、執筆は一向に進まない。思考はいつしか逃避をはじめ、気づけば異界の入口へと......。不思議な巨女や仕事ぶりを見張る謎の男が現れて......。
シュールな展開に、『ソラニン』などの人気作品がある漫画家の浅野いにおさんも、「面白いのにコメント不能。吉村さんの可愛さ全開。笑っちゃいけないような気もしつつ、ずっと笑いっぱなしでした」と絶賛コメントを寄せています。
吉村萬壱さんからのメッセージ
これはマンガだろうか。
これを描いた後でも、マンガとは何なのかよく分からない。
当初は絵本か絵日記のようなものを描くつもりで臨んだが、 終わってみれば一応ストーリーのあるものになっていた。
輪郭線は水に滲まない筆ペン(顔料インク)を使い、墨で濃淡をつけた。 その道のプロや熱心なマンガファンから、「え? 何これ」と言って 頂けると大変嬉しい。私はそういわれるのが大好きなのだ。(『流しの下のうーちゃん』あとがきより)
プレゼント
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