本棚にはメモ付きの付箋が貼られた資料が並ぶ。机に近いところにあるのが、いま取り組んでいるテーマにまつわるもの。インク瓶に入れられた鉛筆、こちらは三人の息子さんがそれぞれ使っていたもので「子どもたちが勉強を頑張った証だと思うと捨てるにしのびなくて」と飾っている。
本の住処たる一階の書庫スペースには極力窓を設置しなかった分、二階は採光を意識した。カーテンの向こうはテラスになっており、淀川の堤防が見渡せる。「淀川は重要な交通路ですから。坂本龍馬とおりょうさんも薩摩への新婚旅行のときはここを通っていったはずだと、眺めるたびに頬がゆるみます」
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