「頭はいいけど『世間』に弱い」「『経済にうとくて』と言い放つ某首相を輩出した」 と東工大生を笑わせつつ、ものづくり日本の最先端を担っていく彼らに「教養という名の世界地図」をわたして、世間の歩き方を教えます。
「悪い会社・優れた経営者の見分け方」から「領土問題や反日運動にどう対処すべき?」「年金には入ったほうがいいのか?」まで。「なぜ優秀な理系学生がオウム真理教に?」という宗教問題、「君ならサムスンに移籍するか?」という学生との白熱討論も収録しました。

内容紹介

1章を立ち読みできます。ただ、キーワードを伏せてあります。ぜひ、正解を考えつつご覧ください。 伏せた箇所をクリックすると答えが表示されますよ。

  • 2 国際情勢 世界地図から見える領土の本音
  • 3 憲法 日本国憲法は改正すべきか?
  • 4 金融 紙切れを「お金」に変える力とは
  • 5 企業 悪い会社、 優れた経営者の見分け方
  • 6 経済学 経済学は人を幸せにできるか
  • 7 世界経済 リーマン・ショックとは何だったのか?
  • 8 社会保障 君は年金に入るべきか
  • 9 メディア 視聴者が変える21世紀のテレビ
  • 10 宗教 オウム真理教に理系大学生がはまったわけ
  • 11 社会革命 「アラブの春」は本当に来たのか?
  • 12 アメリカ 大統領選でわかる合衆国の成り立ち
  • 13 中国 なぜ「反日」運動が起きるのか
  • 14 北朝鮮 “金王朝”独裁三代目はどこへ行く
  • 15 白熱討論 君が日本の技術者ならサムスンに移籍しますか?

池上 彰(いけがみ・あきら)

1950年、長野県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道記者として、松江放送局、呉通信部を経て東京の報道局社会部へ。警視庁、気象庁、文部省、宮内庁などを担当。94年より11年間、NHK『週刊こどもニュース』でお父さん役をつとめ、わかりやすい解説が話題に。2005年3月にNHKを退社し、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。12年より東京工業大学リベラルアーツセンター教授。著書に『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』『池上彰の「ニュース、そこからですか!?」』(文春新書)、『世界を変えた10冊の本』(文藝春秋)、『そうだったのか!現代史』(集英社文庫)、『池上彰のやさしい経済学』(日本経済新聞出版社)など多数。