主な登場人物

千葉死神とは

音楽をなにより愛する死神。対象の人間を七日間調査し、その死について可否の判定をくだすことを仕事としている。彼が仕事をしている間はいつも雨が降っているため、まだ晴天を見たことがない。

山野辺遼

小説家。テレビ出演もこなす人気作家だったが、三年前から新作を発表しておらず、作品の売れ行きも下がっている。一年前、殺人事件により、十歳だった娘の菜摘をうしなう。

本城崇

山野辺家の近くに住む、無職の青年。十代の頃に両親をなくし、その遺産で暮らしている。山野辺夫妻の娘、菜摘の殺害容疑で逮捕されたが、証拠不十分により、一審で無罪判決を受ける。

山野辺美樹

山野辺遼の妻。

香川

死神。千葉の同僚

フォトライブラリ

表紙や章扉のアザーカットを特別公開。すべて写真家・藤里一郎氏(オフィシャルサイトはこちら)の撮りおろし。

イメージビデオ

『死神の浮力』をイメージしたプロモーション動画。
【出演】近藤良平、【制作】ATG unlimited、【協力】COSINA CO.,LTD.

伊坂幸太郎

1971年、千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。
2000年、『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、作家デビュー。2004年、『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2008年、『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞を受賞。近著に『夜の国のクーパー』『残り全部バケーション』『ガソリン生活』など。