20万部のベストセラーとなった『つなみ 被災地のこども80人の作文集』。東日本大震災を生き延びた子どもたちの生の声を届け、日本のみならず世界から感動の声が寄せられました。この作文集を企画取材した著者が描く、7つの家族の喪失と再生の物語。

平成最大の災害を、子どもたちは「書くこと」でどう乗り越えたのか? 私たちは何を学べるのか?

「あれから八年間の日々に」を大幅増補!

文藝春秋2016年4月臨時増刊号「つなみ 5年後の子どもたちの作文集」

第43回大宅壮一賞 仙台市内で授賞式開催

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各地区から1つずつ作文をご紹介します

福島県警戒区域
作文タイトル 「友だちと会ったさいごの日」
石巻市・女川町
作文タイトル 「おとうさんにまけないせんしゅになりたい」
名取市・仙台市若林区・東松島市
作文タイトル 「学校の二階まで上がってきた津波」
気仙沼市
作文タイトル 「ぼくはがんばります」
南三陸町
作文タイトル 「おにぎり一個十分かけて食べた」
釜石市・大槌町
作文タイトル 「今は何がほしいのかわからない」
陸前高田市
作文タイトル 「まつの木一本」
森 健さん写真

森 健(もり けん)

ジャーナリスト。1968年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。「文藝春秋」「週刊文春」をはじめ各誌で人物ルポ、経済記事を中心に執筆。著書に『就活って何だ』、『ぼくらの就活戦記』、『勤めないという生き方』、『インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?』、『グーグル・アマゾン化する社会』、『人体改造の世紀』他。
企画・取材・構成にあたった『つなみ 被災地のこども80人の作文集』、著書の『「つなみ」の子どもたち──作文に書かれなかった物語』で、被災地の子供たちとともに、第43回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。