「週刊文春」で人気沸騰の連載「悩むが花」がついに一冊に。仕事、恋愛、家族、生と死──しょーもない質問、深刻な質問を前に、イジューイン先生の回答は縦横無尽、時にあたたかく、時に辛辣に“悩めるヒト”の心に突きささる!

本書の内容

悩むが花立ち読みできます!悩むが花立ち読みできます!悩むが花立ち読みできます!悩むが花立ち読みできます!悩むが花立ち読みできます!悩むが花立ち読みできます!悩むが花立ち読みできます!悩むが花立ち読みできます!悩むが花立ち読みできます!悩むが花立ち読みできます!
序章 悩んでるうちがハナなんだよ
逆ギレされたらどうするか
踏み出してみればわかる
憤の章 年寄りは昔からワガママな生き物なの
冥土の土産に、ビシッ! と怒鳴ってやりなさい
銀行家、株屋、投資家……大半はまともな顔はしとらんよ
男はすべて面倒を見ればそれでいいの
全裸で野山を駆けなさい
人生の大切な時の言葉は、借り物ではダメだよ
嘆の章 面白いってのは仕事じゃないって
かしこすぎるのは、かしこくない
媚びてみちゃどうだ? イヤか?
君は君の仕事をきちんとすればいい
悶の章 人生は残酷という瓦礫の上を歩くもんだ
恋愛は一目惚れが基本です
君のようなタイプが一番結婚に向かない
恋愛と貧乏は親戚だわね
迷の章 少しは苦い酒も覚えたらどうかね
人生の半分の時間を費やしてもいいの
そんなもの友とは呼ばんよ
ただただよく遊びよく遊べ
小説家なんてつまらん仕事だよ
終章 揺さぶられた時にこそ人間の真価は問われるぞ
2011年3月16日
献杯する酒だってあるんだ
連中を選んだのは私たちだぜ
日本人は怒りをどこかに置き忘れてきたんだと思うぞ
大人の男の発言には責任というものがある
皆さんからの人生相談を募集します。メールnayami@bunshun.co.jpか、お葉書で、〒102-8008 東京都千代田区紀尾井町3-23「週刊文春」編集部 伊集院静の「悩むが花」係までお送り下さい。

伊集院静さん写真

伊集院 静(いじゅういん・しずか)

1950年、山口県生まれ。 立教大学文学部卒業。CMディレクターなどを経て、81年「皐月」で作家デビュー。 91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で直木賞、94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞受賞。『羊の目』『少年譜』『大人の流儀』『浅草のおんな』『お父やんとオジさん』『いねむり先生』『なぎさホテル』『伊集院静の流儀』『星月夜』など著書多数。

著者初の推理小説 星月夜