池上彰教授の東工大講義

学校では教えない「社会人のための現代史」

内容紹介

  • はじめに 冷戦がわかると「この世界のかたち」が見える

  • 1 東西冷戦  世界はなぜ2つに分かれたのか
  • 2 ソ連崩壊  社会主義の理想が「怖い国」になるまで
  • 3 台湾と中国  対立しても尖閣で一致するわけ
  • 4 北朝鮮  なぜ核で「一発逆転」狙うのか
  • 5 中東  日本にも飛び火? イスラエルやシリアの紛争
  • 6 キューバ危機  世界が核戦争寸前になった瞬間
  • 7 ベトナム戦争  アメリカ最大最悪のトラウマ
  • 8 カンボジア 大虐殺「ポル・ポト」という謎
  • 9 天安門事件 「反日」の原点を知っておこう
  • 10 中国  「経済成長」の代償を支払う日
  • 11 通貨  お金が「商品」になった
  • 12 エネルギー  石油を「武器」にした人々
  • 13 EU  「ひとつのヨーロッパ」という夢と挫折
  • 14 9・11  世界はテロから何を学べる?

文庫化されました

定価:510円+税
判型:文庫判

池上彰教授の東工大講義シリーズ、「世界篇」「日本篇」につづき、第3弾になる今回は、『学校では教えない「社会人のための現代史」』と題して、冷戦後の世界現代史を取り上げます。「反日」のおおもととなった天安門事件や、アメリカのシリア介入と原油価格、そもそも円高とは何か。ビジネスマンに必須の教養を、池上さんが解きほぐします。

池上 彰(いけがみ・あきら)

1950年、長野県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道記者として、松江放送局、呉通信部を経て東京の報道局社会部へ。警視庁、気象庁、文部省、宮内庁などを担当。94年より11年間、NHK『週刊こどもニュース』でお父さん役をつとめ、わかりやすい解説が話題に。2005年3月にNHKを退社し、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。12年より東京工業大学リベラルアーツセンター教授。著書に『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』『池上彰の「ニュース、そこからですか!?」』(文春新書)、『世界を変えた10冊の本』(文藝春秋)、『そうだったのか!現代史』(集英社文庫)、『池上彰のやさしい経済学』(日本経済新聞出版社)など多数。