• 予知(プレコグニション 英:Precognition)
  • 時系列的にみて、その時点では発生していない事柄について予め知ること。
    ・試験科目にはないが、多くの者が有する能力。はずれたことと、未来が変わったことの区別は非常につきづらい。

  • 透視[VDM] (クレヤボヤンス 仏:Clairvoyance)リモートビューイング(Remote viewing)
  • 隠されたものや離れた場所にあるものといった、視野に入らないものや視覚で確認できないもの等を何らかの視覚的感覚、もしくは直感やイメージで正確に判別する超能力。
    ・共通試験科目。具体的には密閉した入れ物の内部を透視する「イントロスコピー」で、有機物透視(主に木材)、金属透視、遠隔透視がある。一級では複合透視(合成樹脂を含む)、複合遠隔透視の科目が加わる。

  • サイコメトリー[MDM](英:Psychometry)
  • 物体に残る人の残留思念を読み取ること。とりわけ液体に思念が残ることが多いとされ、テレビ番組などでは、湖や沼などで能力が使われることが多い。
    ・共通試験科目。液体媒介感受、有機物媒介感受、金属媒介感受の科目があり、一級では複合媒介感受(合成樹脂を含む)が加わる。

  • テレパシー[TDM](英:Telepathy)
  • 特別な道具を使うことなく遠隔の者と言葉を交わさずに通信する能力。
    ・二級は遠隔読心と念心遮断、一級では遠隔伝心が加わる。念心遮断は「読めなくする」と同時に「読めなくなる」のが一般的だが、方向性を制御できると「読ませずに読む」ことも可能になる。

  • 念力、念動力[CDM](サイコキネシス 英:Psychokinesis)
  • 意思の力だけで物体を動かす能力のこと。
    ・共通試験科目。有機念動、金属念動、合成樹脂念動に、それぞれ100g以下、300g以下、1キロ以下、1キロ以上の科目がある。このうち、二級は四種類クリアすればよい。一級は複合念動を加えた九種類。組み合わせは自由。

  • 瞬間移動(テレポート 英:Teleportation)
  • 物体を離れた空間に転送したり、自分自身が離れた場所に瞬間的に移動したりする現象、及び能力のことである。
    ・日本超能力師協会は認定しておらず、よって試験科目にもない。ただし、全国超能力事業連盟は「数名の会員が成功している」と発表している。

  • 念写(英:Thoughtography, Projected thermography, Nengraphy)
  • 心の中に思い浮かべている観念を印画紙などに画像として焼き付けること。
    ・共通試験科目。使用するカメラは自由。一級では極端な歪みや変色、反転などが減点の対象になる。

  • 発火能力[RDM](パイロキネシス 英:Pyrokinesis)
  • 火を発生させることのできる能力。
    ・試験科目にはないが、能力を有する者は少なくない。日本超能力師協会、全国超能力事業連盟、共に使用を控えるよう指導しており、一般向けに制御セミナーも開いている。

  • 接触読心
  • 二級試験科目。マインドリーディング。直接人体に触って思考を読むので、比較的簡単な部類に入るが、プライバシーの侵害になる恐れが高く、使用場面は限られている。むしろ、サイコメトリーを習得するための訓練技術的意味合いが強い。

  • 代理念写
  • 一級試験科目。テレパシーで読み取ったものを念写する。多少の歪みや変色は減点されないが、反転は減点される。

  • ダークマター測定機
  • 超能力が使われた場所では、一定時間ダークマターの変動が見られる。これを測定する機械。警視庁が配備しているのは一千万円以上する高級機種。ダークマターは強く引っ張られた粒子ほど早く戻る性質があり、それをもとに測定すれば、どの位置で何時間前にどのような超能力が使用されたかが特定できる。ただし、五百万以下の機械ではそこまで測定できない。また事務所単位で所持するのは稀なケースである。測定単位は◎DM。