神と王

発見された『スメラ』の手がかり

琉劔たちが探し求めている、命を生むといわれる正神(まことのかみ)スメラ。
ここでは、これまでに登場したスメラの伝説にまつわる重要語句を紹介します。
果たしてスメラは実在するのか......。

*各巻の内容や結末に触れておりますので、未読の方はご注意ください。

<弓の心臓>
長い歴史をもつ弓可留(ゆつかる)国に伝わる宝珠。王家には“世界の欠片”だと伝わっている。スメラの存在を証明するものなのかもしれない。
()の文書>
弓の心臓と対となる弓可留国の宝珠。“世界のはじまり”が書かれているという。古代弓可留文字で書かれており、慈空(じくう)が解読中。
<種の夢>
慈空が弓の心臓を枕元に置いて寝たときに見ることのある種の見せる夢。「香霧(こうむ)」を使う見知らぬ男が登場するようだが――。
<聖なる神籬(ひもろぎ)
三つの闇戸(くらと)御柱(おんばしら)となる種がひとつになるとき、聖なる神籬になるといわれており、琉劔(りゆうけん)は弓の心臓の正体ではないかと考えている。
御柱信仰(おんばしらしんこう)
これが残っている地域は遠い昔に杜人(とじん)と繋がりがあったという。杜人たちは「夜空で満ち欠けする星から、スメラと一緒にこの地に来た」と伝えられている。
丹内仙女(にないせんによ)
新興の小国・(じよう)で信仰される神。「水」と「薬」の神とされるが、「満ち欠けする星のひとつから来た」というスメラと似た言い伝えをもつ。
丈水山(じようすいさん)の御堂>
丹内仙女が暮らしていたといわれる洞窟。その壁には翼を広げた大きな鳥と「香霧」をもっていると思しき人物が描かれている。