三島屋変調百物語参之続
泣き童子
若い娘が、人々からふしぎ話を聞くという、宮部みゆきの人気時代小説の第三弾。一話完結で、人びとが、三島屋で奇譚を語ってゆく「語り」が魅力の時代小説です。それまで、三島屋で奇譚を聞いていたおちかは、今回初めて外へと出ます。はたして、おちかはどんな人びとと出会い、そして、ふしぎな話を聞き出していくのでしょうか。
登場人物紹介
- おちか
- 伊兵衛
- お民
- おしま
- お勝
- 八十助(やそすけ)
- 新太
著者プロフィール
宮部みゆき
一九六〇年、東京生まれ。八七年短編「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理新人賞を受賞しデビュー。九二年『龍は眠る』で第四五回日本推理作家協会賞、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、九三年『火車』で第六回山本周五郎賞、九七年『蒲生邸事件』で第一八回日本SF大賞、九九年『理由』で第一二〇回直木三十五賞、二〇〇一年『模倣犯』で、第五二回芸術選奨文部科学大臣文学部門、〇七年『名もなき毒』で第四一回吉川英治文学賞、〇八年英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award 受賞。近著に『ソロモンの偽証』、『桜ほうさら』など。大極宮ホームページ:http://www.osawa-office.co.jp/index.html