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<対談>大島真寿美×川越宗一「先輩作家が直伝! 直木賞受賞直後のリアル」

<対談>大島真寿美×川越宗一「先輩作家が直伝! 直木賞受賞直後のリアル」

直木賞記念対談


ジャンル : #歴史・時代小説

プロットは書けないのか、書かないのか!?

川越 推敲はどのくらいなさいますか。

大島 それはしますよ。書きながら微調整して、リズムを整えてちゃんとした1行にしていきます。ちょっと書いては戻って、を繰り返して慎重にやっていく。

『熱源』(川越 宗一)

川越 僕は、時間を区切ってもらわなかったらずっと推敲しているかもしれません。『熱源』も編集者さんに読んでもらってから後ろ半分をすべて書き直して、さらにその半分を書き直して。さらにまた、推敲して……終わらんやないかって(笑)。

大島 えー、ほんと、それじゃ終わらないよね。

川越 自分でも小説がつたないという自覚もあって。文章って、どんどんいじれるじゃないですか。大島さん、完成ってあります?

大島 (きっぱりと)ある。

川越 ……すいませんでした。

大島 私は書き終わったら、むしろ何にもできないの。後ろ半分を書き直すなんて、すごいと思った。終わったものは、変えられないもの。

川越 文庫にするときも手を入れない?

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単行本
妹背山婦女庭訓 魂結び
大島真寿美

定価:2,035円(税込)発売日:2019年03月11日

単行本
熱源
川越宗一

定価:2,035円(税込)発売日:2019年08月28日

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  • 『ロシア文学の教室』奈倉有里・著

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