作品
「意趣返し」「お七供養」など最新4篇収録。「メイキング・オブ・鬼平」インタビュー第6弾には時代考証担当の倉品雅一郎氏が登場。
幼少期より居眠り癖があり、立場の弱い者に優しく、相手の気持ちに配慮する――著者がこよなく愛した男の生涯が鮮やかに描かれる。
吉良邸討入りの夜、降り積もった雪のなか「寒い寒い」と呟きながら、死に向かって歩みつづけた――大石内蔵助の生涯を描く傑作長編。
「他人の金」「蘇える怪盗」など最新4篇を収録。「メイキング・オブ・鬼平」インタビュー第5弾には脚色担当の大原久澄氏が登場。
「落花流水」「鬼の子守歌」など最新4篇を収録。「メイキング・オブ・鬼平」インタビューには構成担当のひきの・しんじ氏が登場。
老密偵の彦十は盗人宿を見張っている最中、居眠りをしてしまう。失態を恥じる彦十に平蔵は「湯治に行ってきたらどうだ」と勧める。
鍵職人弥彦は盗賊の一味だったが、平蔵の計らいで軽い刑に処された。更生し、自分の店を構える弥彦の元に昔の仲間がやってきて……。
呉服問屋に“稲城の文治”が押し入り、火を付けて逃げた。文治といえば非道を嫌う本格のはず。平蔵は腑に落ちぬものを感じる。
盗賊の手下だった男が殺された。頭領の居場所を白状したため、仲間に報復されたのだ。「密偵にすればよかった」と平蔵は悔やむ……。
“辛子の久兵衛”が水死体で見つかった。彼は廻船問屋に「盗み忘れたものがある」と忍び込んだが、その問屋には秘密があった……。
しつこく口説かれるおまさを助けた平蔵。彼女に言い寄っていたのは平蔵が“本所の銕”と呼ばれていた頃の古い馴染み、清太郎だった。
ル・パスタン――フランス語で「暇つぶし」。文豪にとり、それは食、劇、旅、幼少の思い出。さあ「自分のパスタン」を探しましょう。
巻頭カラーにてさいとう先生仕事場紹介、巻末に113巻までの全327話解説を収録。コミック 鬼平の歩みが凝縮された永久保存版。
殺さず、犯さず、貧しきものから盗まずの昔気質で知られた盗人、雲居の信次郎。信次郎は記憶を失い、裏長屋で女と暮らしていた……。
灘からの酒を積んだ荷船が忽然と姿を消した。舟番の三吉は数日後に死体で発見される。平蔵の息子の辰蔵がこの一件に関わって……。
夫を殺した男をさがして、武家の女・三千代は彦根を出奔、江戸に向かう。道中、彼女を狙うのも男、助けるのもまた男。異色仇討小説。
江戸で新たな恋人と暮らす三千代。夫の仇討ちを忘れかけたが、下手人の所在が分かり、初志貫徹するか葛藤するも事態は思わぬ方向に。
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