書名(カナ) | アカンヤツラ トウエイキョウトサツエイジョケップウロク |
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ページ数 | 432ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2013年11月15日 |
ISBN | 978-4-16-376810-6 |
Cコード | 0095 |
『天才 勝新太郎』の衝撃から3年。春日太一が10年をかけて完成させた疾風怒涛のノンフィクション。
太秦の東映京都撮影所には小指のない門番がいた。撮影所の中に入る前に入口の話から始めてみたい――。
時代劇、ヤクザ映画、ポルノ……66年の歴史を持つ東映京都撮影所の歴史は、日本の戦後史と大衆の欲望をギラギラと映し出す鏡である。
ミミズの這うオンボロスタジオでのどん底のスタート。お金がないので拳銃は警察から本物のブローニングを借りた。期せずして画面には迫力が出た。
「お客に喜んでもらえるなら何でもやれ!」「柳の下にドジョウは二匹でも三匹でもおるわい!」
照明、美術、脚本、殺陣師、監督などスターを輝かせるために奔走した裏方・職人たちへの取材で浮き彫りになった「映画よりも熱く、面白い」太秦・東映京都撮影所の舞台裏。
GHQに時代劇が規制される中「忠臣蔵」への執念を抱き続けたマキノ光雄、撮影所の〈天皇〉〈法皇〉〈御大〉、中村錦之助の登場と時代劇ブーム、スターの栄枯盛衰、岡田茂の台頭、任侠映画と「仁義なき戦い」、そして、いつしか狂い出す歯車……。
今初めて明らかになる秘話満載。読み始めたら止まらないノンストップ・ノンフィクション。
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