書名(カナ) | コンプレックスブンカロン |
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ページ数 | 304ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2017年07月15日 |
ISBN | 978-4-16-390682-9 |
Cコード | 0095 |
文化はコンプレックスから生まれる。
天然パーマ、背が低い、下戸、ハゲ、一重(ひとえ)、遅刻、実家暮らし、親が金持ち……これまで腰を据えて熟考されることのなかった10個のコンプレックスに向き合い、数々の文献を読み解きながらしつこく考察した評論集。
各章、評論と評論の間に、そのコンプレックスを背負い、クヨクヨしつつも嗜んできたミュージシャンやデザイナーなど表現者たちへのインタビューも収録。
「天然パーマ」
天然パーマという自然エネルギー/ミュージシャン 有馬和樹(おとぎ話)/カルチャーはクルンクルンが支えてきた
「下戸」
「お酒飲めない」から生まれるもの/ミュージシャン 澤部渡(スカート)/今こそ、下戸の反乱を
「解雇」
「明日から来なくていい」と言われたので/ハイパー・メディア・フリーター 黒田勇樹/切実な表現は残酷な解雇から生まれる
「一重」
二重ファシズムの中で/アイドル 朝倉みずほ(BELLRING少女ハート)/一重にしかできないことを探しに
「親が金持ち」
「あいつ、親が金持ちなんだぜ」/昆虫好きクイズ女王 篠原かをり/親が金持ちならではの表現なんてあるのか
「セーラー服」
直視できなかったから/イラストレーター 中村佑介/スクールガールへのコンプレックス
「遅刻」
遅刻はアーティストへの近道/デザイナー・ソラミミスト 安齋肇/絶対に負けられない戦いが、遅刻にはある
「実家暮らし」
実家暮らしならではの表現活動/現代美術家 泰平/朝ドラと実家暮らし
「背が低い」
「背の順」で腰に手を当て続けた人たち/ミュージシャン 鈴木圭介(フラワーカンパニーズ)/ジャニーズと自衛隊と韓流アイドルとチビ
「ハゲ」
ありのままの姿見せるのよ/臨床心理士 矢幡洋/ハゲまされている場合か
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