地味だがしっかり者で、適切な返事が返せる出来た妻。存外度胸が良く、清十郎から頼られっぱなし。

八丁堀の定廻り同心。腕っぷしも強く、役者もかくやという男ぶりだが、石頭で融通が効かない。

まだ十二歳だが、自分では「もう子供でない」と考えている。吉五郎を頼もしく思ってはいるが……。

琴は師範代、見目は紅朝顔のような女性だったが、お咲と名づけられた赤子に続いて自らも先立つ。

神田の町名主。玄関先で町中のさまざまな揉め事を裁定する。

両国界隈で若い衆を束ね、顔役のようないなせな男。吉五郎に男惚れし、勝手に義兄弟を名乗る。

名高い高利貸し。借金がすぐ「丸っと三倍に」なる高利貸しだが、麻之助らを親友だと考えている。

貞のところに集う遊び人たち。

清十郎の父である源兵衛から一字もらって名付けられた。両親から溺愛されている

小十郎の遠縁で、料理屋・花梅屋の夫婦の娘。のんびり屋だが感情豊かで、たまに無茶をやらかす