剣樹抄

登場人物

登場人物

キャラクターイラスト:槇えびし
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  • 六維了助
    六維了助

    無宿者の少年。四歳の時に父を斬り殺され、三吉に育てられたが、明暦の大火で三吉も死去。一人で芥運びをしつつ、自我流で木剣の腕を磨く。

  • 水戸光國
    水戸光國

    水戸徳川家の世子(世継ぎ)。父・頼房より、幕府の隠密組織「拾人衆」の目付を命じられる。

  • 中山勘解由直守
    中山勘解由直守

    将軍の護衛や江戸城内外の警衛にあたる先手組の徒頭。光國とともに、火つけ犯を追う。

  • 罔両子
    罔両子

    拾人衆の子どもたちを養育する東海寺の僧。

拾人衆の子どもたち

幕府に拾われた子どもの中でも、特段の技能者で、密偵として養育される者たち。その名から拾(十)人と見せかけ、実は百人余りの子どもたちを擁する。

  • みざるの巳助
    みざるの巳助

    夜目、遠目に長け、ひとたび見たものを何でも絵に描くことができる。人相描きも得意。

  • いわざるの鳩
    いわざるの鳩

    ひとたび聞いた声を真似ることができる。了助に何かと世話を焼く。

  • きかざるの亀一
    きかざるの亀一

    遠くの声を聞き取り、聞いた会話を全て聞き覚えることができる。按摩として各所に出入りする。

果たして何者か――?

  • 錦氷ノ介
    錦氷ノ介

    市中で強盗や、辻斬り、火つけを行う浪人。女物の羽織をかけ目立つ姿をしているが、神出鬼没。明暦の大火の出火場所を記した”正雪絵図”を持っていたことがわかり……。