お知らせ
- 2024.03.12
- <特集><300冊記念>読者への感謝のしおり 写真の全貌を公開!
- 2024.01.11
- <ニュース>300冊刊行記念! 佐伯泰英作品で江戸めぐりスタンプラリーを実施します!
- 2024.01.05
- <ニュース>佐伯泰英さん「文庫書き下ろし時代小説」300冊刊行記念〈電子書籍〉シリーズ1巻1日無料&最大30%ポイント還元フェア開催!
- 2024.01.05
- 「時代小説300冊」達成!作家・佐伯泰英さんから2024年のご挨拶 が公開されました
- 2023.12.28
- <ニュース>書き下ろし時代小説300冊記念! 読者への感謝のしおり制作の舞台裏
- 2023.12.13
- <ニュース>佐伯泰英さん時代小説300冊目、「小籐次」が帰ってきた! 2024年1月4日発売決定
- 2023.12.13
- 書き下ろし最新作『恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)』が2024年1月4日に発売されます
- 2023.09.05
- 9月5日に『夢よ、夢 柳橋の桜(四)』が発売されます
- 2023.06.07
- <ニュース>文藝春秋・光文社 合同企画「佐伯泰英300冊 カウントダウンプロジェクト」開始!
- 2023.06.02
- 特設サイトを公開しました
ささやかな贈り物「しおり」について
二十五年間に三百冊の時代小説を書き下ろして、この冊数の刊行を支えてくれたのは読者諸氏がおられたからだと気付かされた。有難いことに今もって、新刊発売時には十数万を超える読者さんに購入して頂ける。こうした読者の皆さんのお一人お一人に、「なにか作者からお礼を贈りたい」と思った。
文藝春秋の文春文庫と光文社の光文社文庫に相談し、「読者の皆さん全員にプレゼントを行き渡らせるには文庫本に挟み込む形でお届けする以外に方はない」との考えに至り、私を支える娘とともに思案した結果、三百冊の時代小説を編む間に国内外を旅し、出会った光景や旅する私自身の様子を「しおり」にしてプレゼントすることにいたしました。
時代小説家がどのような暮らしをして創作しているか。
古書に埋もれて二百年前の江戸を思案しているなんてことは私にはございません。
その折り、思いつきで旅に出て、ただ今の日本や外国に接する。するとなんとなく新たな物語が浮かびます。私の創作スタイルはそんな感じです。ちらりとでも佐伯泰英のやり方を想起して頂ければ幸甚です。
読者諸氏にとって新玉の二〇二四年がよい年でありますように。
熱海にて 佐伯泰英