- 2014.04.25
- 書評
週末、自然の中で過ごしたい人へのレッスンブック
文:高橋 紡 (フリーライター・noyama の編集担当)
『外あそび&外ごはんをはじめよう NATURE LESSON BOOK』 (noyama 著)
ジャンル :
#趣味・実用
私たちはnoyama(のやま)といいます。木工アーティストのしみずまゆこ、編集者の髙橋紡、写真家の野川かさね、料理研究家の山戸ユカの女性4人からなるユニットで、雑誌や書籍、イベントで、自然、アウトドアを楽しむ提案をしています。
何をしている集まりなのかわからないとよく言われるので、内容と生い立ちをもう少し説明させていただくと――ふだんは、それぞれがフリーランスとして別々の仕事をしています。しみずは、木や自然の中にある材料を用いオブジェなど自身の作品を作ったり店舗の内装を手がけるほか、目黒区で「LETTERS8」という文字に特化したプロダクトの店を営んでいます。私・髙橋は雑誌や書籍の企画編集とライティングを。野川は、雑誌、書籍の撮影や山岳写真家として写真集や自著の制作編集を。山戸は、東京・井の頭で料理教室を開き、雑誌や自著、イベントなどで玄米菜食のレシピを提案しています(現在は、拠点を山梨小淵沢に移しレストラン「DILL eat,life.」を切り盛りしています)。
6年ほど前から雑誌の撮影の現場で、編集者と写真家、料理家として顔を合わせるうちに意気投合。当時は、女性が読んで楽しいアウトドア雑誌がまったくなく、自分たちが読みたい雑誌を作ろうじゃないか! と髙橋、野川、山戸の3人でnoyama を結成しました。雑誌で提案されているアウトドア料理も「豪快!」「肉!」といったレシピが多く、30代の私たちの胃袋にはどうも受け付けられない。それなら、いつも食べている野菜や豆をたっぷり使って、かつボリュームと満足感があるレシピブックを作ろう! と生まれたのが『つながる外ごはん』(小学館)でした。
その後、スタイリングや空間構成が得意なしみずが参加してくれたことで、雑誌という2次元の表現だけだったのが、イベントやワークショップ、インスタレーションという3次元の活動にまで広がり、「自然」をキーワードに、雑誌の連載や書籍の編集、キャンプやオーガニックをテーマにしたイベント出店、トークショーなど、ゆるやかなペースで続けています。
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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