作品
第56回谷崎潤一郎賞受賞の前作から4年。パンダ来日、俳優同士の大恋愛、石油危機……特異な語りで再び「あの時代」を描き出す。
役所広司さん推薦! ニューヨークの演劇学校を舞台に、『クライマーズ・ハイ』『日本のいちばん長い日』の巨匠監督が描く青春物語。
巨匠が歴史長篇と並行して「原稿用紙15枚」で書き継いできた掌篇たち。中年画家の苦悶と愉悦が行間から匂い立つ濃密な18篇。
アイヌの出自を持ち、独自のスタイルで地位を確立したアーティスト・ミワ。彼女との出会いが人に与えるものは。切ない連作短編集。
戦争末期、女学生たちが東京宝塚劇場に集められた。今日から風船爆弾を製造するのだ。膨大な資料や取材を基に描く意欲的長篇小説。
かつてない熊楠像で綴る、エモーショナルな歴史小説。
娘の婚約をきっかけに一家は荒波に揺さぶられ始める。父母そして娘。三人の心は離れたり近づいたり……つむがれていく家族の物語。
人気芸人でありつつ旺盛な執筆を続ける著者が、著作4冊目にして初の中編小説集を発表。無二の言語センスと観察眼が炸裂の大注目作。
不登校を乗り越え、通信制高校に通う沙羅。そこで再会した幼なじみの万葉は、本が大好きな青年だった。本が結ぶ瑞々しい青春小説。
古豪・明誠学院。本選を2年連続で逃した崖っぷちチームを率いる青葉は、故障を克服し最後の箱根に賭ける。若人の熱き戦い、始まる。
戦うのはランナーだけではない。中継を担う大日テレビ徳重も、伝統の継承と視聴率のための改革で揺れる。仕事の矜持を守り切れるか?
幼い頃から美しいものが大好きで、頭のリボンがトレードマークの百花。数年ぶりに伯母の加代子に呼ばれ、彼女が営むテーラー城崎を訪れると、ある女性が若い頃に愛用していたビスチェのリフォームを頼まれて……
メンバーの脱退、結婚、戦い、あの生放送、解散……。国民的スターと20年以上走った放送作家が引退と同時に贈る、奇跡の物語。
最新作「東京都同情塔」が芥川賞を受賞して更なる注目を集める著者が、ほとばしる想像力で描く、馬と人類の壮大な歴史をめぐる物語。
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