作品
7年半ぶりにW受賞となった今季の直木賞は、佐藤究『テスカトリポカ』、澤田瞳子『星落ちて、なお』
容姿や年齢、結婚、セックス、お金とプライド…本音の見えづらい関心事を正しい姿という共通のモチーフで鮮やかに切り取る短編集。
東大生集団猥褻事件で世間から非難されたのは被害者の美咲だった……。現代社会で誰もが抱える格差の病理に迫る社会派小説の新境地!
連合赤軍の「あさま山荘」事件から四十年余。仲間内でのリンチ殺人から脱走し、人目を忍んで暮らす啓子に突然、過去が立ちはだかる。
リングの女王・火渡抄子と付き人の近田は、外人選手の失踪事件に巻き込まれる。女子プロレス界に渦巻く陰謀を描く長篇ミステリー
劇作家にファンレターを送り続ける生物教師。十年間耐え忍んだ夫との生活を捨て家政婦になった主婦。魂の孤独を鋭くえぐる全六篇
女子プロレス界きっての強者・火渡。彼女に憧れ、付き人になった近田。同期生の活躍の前に限界を感じる近田のケジメのつけ方とは
映画撮影とは、監督、カメラマン、プロデューサー、俳優が各々の思惑と事情を抱えてぶつけ合う光の乱反射。直木賞受賞後長篇第一作
互いの家族を連れ、愛人と旅行中、娘が失踪。罪の意識に苛まれる母親を誰も救えない——。ラストが議論を呼んだ直木賞受賞の問題作
名門女子高生から一流企業のOLとなっても、彼女が求め続けたものは? 女たちの孤独な闘いを描いた最高傑作、ついに文庫化!
デビュー以来、枠にとらわれない問題作を発表し、周囲の軋轢と闘い続けてきた作家の10年間の軌跡をまとめた著者初のエッセイ集
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