作品
山上憶良、鑑真和上、本阿弥光悦、松尾芭蕉、司馬江漢、葛飾北斎ら、日本の文化に深い関わりをもった十二人――鋭い洞察力でその人間像を捉えたショート伝記の傑作。(清原康正)
中国を舞台にした雄大なロマンの完結篇と共に、中国に造詣の深い著者が彼の地を訪れて、つぶさに実見し、考察する紀行文、および陳舜臣氏との対談をあわせて収録
十三世紀後半の中国で暗躍したマルコ・ポーロ。聡明で男振りをフビライに愛されて十七年間、元の正史にも東方見聞録にも記述のないマルコの任務はお庭番だった。(白石一郎)
日本と密接な関係を保ちつづけてきた中国を的確に理解しているだろうか。両国の歴史に造詣の深い両大家が、長い過去をふまえながら思索した滋味あふれる中国論。
名軍師・諸葛孔明を得た劉備は蜀を狙う。対するは魏の曹操、呉の孫権。火花散る三将の権謀を描く第五巻。そして、ついに五丈原で孔明没し、生ける仲達を走らす!
(五を参照)
いまや天下取りは曹操と袁紹の二人にしぼられた。曹操の許に亡命していた劉備は「二人で組んで天下を狙おう」との曹操の提言で、敵陣撹乱のため袁紹軍を走るが……
(三を参照)
群雄並び立つ乱世を描く『三国志』を語るに著者に優る人なし。前漢、後漢あわせて四百年、巨木も倒れんとする時代に、天下制覇を夢みる梟雄謀将が壮大な戦国ドラマを展開する。
(一を参照)
かつて日本は、古典だけでなく娯楽物語まで中国と共有した。諸葛孔明の知謀や梁山泊の豪傑の活躍に人々は胸躍らせた。その興奮を再現し、血沸き肉躍る物語がいま甦る。(伴野朗)
梅棹忠夫、犬養道子、梅原猛、向坊隆、高坂正堯、辻悟、陳舜臣、富士正晴、桑原武夫、貝塚茂樹、山口瞳、今西錦司の十二氏を相手に、日本と日本人について興味深い話は尽きない。
動乱の世に目もくれず、佳人の面影を託した自作の玉器を探し求める工芸師の執念を描く直木賞受賞作の表題作の他「年輪のない木」「太湖帰田石」「小指を追う」「カーブルへの道」収録。(足立巻一)
曹操、関羽、帳飛、劉備、おなじみの英雄たちは死んだ。動乱の世は魏、呉、蜀の三国鼎立で一応の小康を保っているが……諸葛孔明は魏を討つべく五丈原へ偵察に…
劉備は三顧の礼で諸葛孔明を参謀に迎え、関羽、張飛、趙雲の猛将を従え陣容、気力共に充分……ときに、中原に曹操、江東に孫権、天下分け目の戦が赤壁の地で起る
いまや天下取りは曹操と袁紹の二人にしぼられた。曹操の許に亡命していた劉備は「二人で組んで天下を狙おう」との曹操の提言で敵陣撹乱のため袁紹軍に走るが……
黄巾の乱以後、世はまさに麻の如く乱れ、群雄割拠の時代が続く。本巻は、曹操が、孫策が、劉備が天下を狙うべく擡頭し大活躍。更に劉備の側近・関羽や張飛も登場
豪傑の本場、中国。さすがに悪人、美女、悪女、いずれも限りなくスケールが大きい。『史記』の世界に材を得て、その広大無辺のエネルギーそのままに展開される波瀾万丈の武侠小説。
中原に戦雲垂れこめ天下まさに麻の如く乱れて、後漢の王朝は崩壊同然。覇権を握った董卓の恐怖政治はついに諸侯の蜂起をうながし猛将・曹操は栄陽に兵を進める!
群雄割拠の乱世を描いた中国古典『三国志』を語るに著者を措いて人なし。天下制覇を夢みる梟雄謀将が登場して展開する戦国ドラマ
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