作品
昭和二十年七月、原爆を運ぶ米重巡洋艦インディアナポリスを叩くべく出撃した海軍伊五八号潜水艦。全く新しい戦争サスペンスの誕生
生活に疲れ、行き場を失った男たちの駆け込み寺となった津和野の尼・香順の庵。男たちから得た金で「世間のために世間を騙す」彼女の正体は聖母か、希代の詐欺師か?(香山二三郎)
四十二歳は男の厄年。妻の浮気、上司の裏切りなど、中年男女の日常にいつの間にか忍び寄る事件。「折り返し」「外の生活」「三倍の年」「ほかに何か」「舞って喜ぶ」他三篇。(香山二三郎)
平凡で退屈だった夫の隠された過去を知り、妻は死んだ夫に初めて興味を抱く。二十年後、息子は父と酷似した人生をたどる。歪んだ母子関係の果てに繰り返される悲劇。(香山二三郎)
美貌の妻をもつ高名な彫刻家が殺された。息子は、父を殺し母と交わったオイディプス王の轍を踏んだのか。そして母の思惑は? サスペンスあふれるミステリー。(香山二三郎)
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