作品
瑠璃光寺五重塔は山口盆地を拠点とする軍事貴族大内氏の生きざまを象徴する炎の塔である。豪毅な資質に恵まれた武将大内義弘の果敢な生涯を描く長篇歴史小説。(縄田一男)
歌に生き恋に生き、世界的に名を馳せた藤原義江。英国人の貿易商を父に、琵琶芸者を母に持った義江の波瀾の人生。直木賞受賞作品
一介の“さむらい百姓”から、新選組局長として幕末動乱期の檜舞台を歩き続けた近藤勇を、犯罪小説の第一人者が丹念な取材で初めて描いた長篇時代小説。(古川薫)
同僚の変死を疑われた日本のエリート社員が逃亡先のハンブルクでかつて文通した女性を訪ねると、彼女は“飾り窓の女”になっていた
年上の女囚高須久子との交情を通して新しい松陰像に迫る表題作、理不尽な切腹を命ぜられた長州藩の三家老の三様の死にざまを描く「見事な御最期」など歴史短篇集
砲台築造、小銃術、造船術などの西欧の軍事技術を学びながら近代への道にめざめていく青年桂小五郎が、明治の官僚として檜舞台で活躍するまでの、激動の生涯を克明に描く長篇。
(上を参照)
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