作品
私生活、文壇、編集者、作家、書物など、実名で一刀両断した文学部唯野教授も思わず仰天する恐怖の日記を敢えて公開。登場する関係者を震えあがらせたいわくつきの書。(平石滋)
“獣欲”から女を犯し“食欲”から人の食物を奪って殺す。人間の先祖原始人の日常を衝撃的に描く。「怒るな」「他者と饒舌・読者罵倒」「屋根」「諸家寸話」他七篇収録。(鈴木俊平)
大学をパロディー化したベストセラー作品の裏話、主人公唯野教授の知られざる正体など小説以上に面白いエピソードを満載した読物
男は“獣欲”から女を襲って犯し、“食欲”から男の食物を奪って殺す。“弱肉強食”の時代を描く衝撃作など、元気の出る小説十三篇
学校を怠け、親の金をくすねては朝から映画ばかり見ていた熱狂的な映画少年を有頂天にさせた映画のかずかずを、製作された年代順に語りながら、その青春を公開したファン垂涎の書。
映画産業の頂点にたつスター第一人者が美藝公。あらゆる地位の人間よりも上位に君臨する。映画産業はなやかなりし頃の夢とロマンにみちた活動写真を描く長篇。(大林宣彦)
文壇予備軍・同人誌作家が文学賞をめざして抱く大いなる野望と陰謀。文壇の裏側を徹底的にカリカチュアライズし、皮肉たっぷりに描いた作品として世評を賑わした長篇。(大岡昇平)
馬の首星雲で勃発した国家軍と共和国軍の戦いは、やがて大宇宙戦争へとエスカレート。過去の様々な文学作品、芸術作品がデフォルメされた、密度の濃いSF戦争文学。(直野敦)
テレビが絶対の時代、あらゆる人間が各所に設置されたテレビ・アイを意識してひたすら熱演。テレビに踊らされる人間を描いて、マスコミを痛烈に諷刺する。(平岡篤頼)
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