作品
秀吉軍は破竹の勢いで北上。朝鮮国王は首都・漢陽を捨て、平壌へ逃げた。が、各地でゲリラが出没し、秀吉軍は撤退に追いこまれた
九州の雄・島津一族を平定した秀吉は、臣下にくだろうとしない関東小田原の北条氏政を二十万余の軍勢で包囲し、開城、降服させた
明智光秀を破り天下取りのきっかけを得た豊臣秀吉の波瀾に満ちた生涯。織田信長を描いた「下天は夢か」に続く大河歴史小説第二弾
(一を参照)
服部半蔵の命を受け東海道を行く伊賀忍者・吹雪算長のすさまじき任務。次々と襲い来る不気味な敵の正体は何者か。迫力の伝奇長篇
命を賭けて紀州みかんを江戸へ輸送し、巨万の利を得、材木商、貨幣改鋳で財を築いたが、一代で潰れた豪商紀伊国屋文左衛門の波瀾万丈の生涯を活写する。(多岐祐介)
戦国時代の余韻を残した、徳川初期の世、初代和歌山藩主として紀州入りした徳川頼宣に仕えた、剣の達人、忠臣らの熱きエピソード
渡米、南米放浪、英国生活の後、郷里和歌山で生涯を独学研究に没頭した南方熊楠。奇行・博覧強記と背中合せの孤独、矜持と鬱屈の全体像を同郷の著者が描破した大河評伝。(多岐祐介)
(上を参照)
尾張徳川家の兵法指南となった兵庫助の剣はますます充実した。晩年、三男の七郎兵衛に新陰流第五世を相伝し、京都に庵をむすんだ
伊賀山峡に潜む忍者探索を助勢した後、大筒輸送に当る叔父宗矩を警護して兵庫助は平戸に赴いた。帰途、宮本武蔵と運命の出遭いが
柳生石舟斎の孫に生まれ、剣の道に励み、柳生新陰流宗家の名跡を継いだ兵庫助は、対立する忍者集団と文字どおりの死闘を展開する
柳生の分家の生れながら、幼少より剣の道に励み、剣豪とはやされた柳生又右衛門をして、剣の鬼神と恐れさせた兵庫助の諸国への旅
信長、秀吉、家康に蜂須賀小六、黒田官兵衛ら時流に乗った十八人の男たちの勝負どころを解く。現代人も参考にしたい決断の指南書
慶応三年春、薩摩藩の腕の立つ探偵方が裏切り者を追って、京で江戸で胸のすくような大活躍を展開。恋と剣戟の時代活劇。幕末青春群像の決定版なる!(縄田一男)
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