作品
青年ケネディやダレスCIA長官が暗躍する米国と対峙し、革命への礎を築いた、若きフィデル・カストロの真の姿が浮かび上がる。
6年ぶりとなる短篇小説集
お母さん、聞こえる? 私は生きていくよ――幼くして死んだ弟、世間に抗い続けた母。ブラジルの大地に母娘のたましいの邂逅を描く。
情熱的なアナベルと、聖女のように穏やかな妻。ワシントン近郊での二人の女性との関係を描く表題作ほか、至高の女性像に迫る短編2編
語り手を自在に換えつつ大阪万博、日航機墜落事故など、狂騒と蒙昧の戦後を彩った様々な事件とその陰にある無数の生を描き出す長篇。
両親、友だち、恋人と呼べない関係だけど大好きな人、再会した元カレ……。三十代半ばの働く女性の人間関係と複雑な心模様を描く。
家族のために犯罪に手を染めた男が拾った犬。守り神になったその犬はある意志を秘めていた―。人生の無常と犬の神秘性を描く感動作。
作家として政治家として活躍してきた著者も齢八十七を迎えた。忍び寄る死の影をも直視しつつ綴った珠玉の七編を収録した最新短編集。
過去に生きる夫、秘密を抱えた妻、本心を隠す娘。ドイツでの一週間が三人に変化を……。THE ALFEEリーダーが綴る大人の愛。
玉音放送を担った伝説のアナウンサー和田信賢は、大病を患いながらヘルシンキへ渡り、五輪を中継。だが次第に目も見えなくなり……。
誰かに食べさせたい。願いがかなって杉の木に転生した亜沙は、わりばしになって若者と出会う―。奇妙で不穏で純粋な三つの愛の物語。
再開発計画に揺れるビルに現れた「喋るネズミ」、ポール。市議会議員たちやマスコミを引っ掻き廻したあげくの騒動の行方は?
名作「横道世之介」、初期の傑作短篇、「自伝小説Ⅳ」など、故郷の長崎を思いながら書いた作品集。愛蔵版コレクション、ついに完結!
月岡のもとに持ち込まれる謎めいた依頼の数々。生きる欲望に貪欲に突き進むうち、いつしか異界に迷いこむ。ブラックユーモア短編集。
江戸から東京へ。急速に近代化する街の形を決定づけた建築家・辰野金吾。今日につながる景色を創った男の野心と葛藤を描き出す。
人気声優が芸人の役を演じ、実際に漫才やコントのリーディングライブに挑戦する人気プロジェクト「ゲラゲラ」を完全ノベライズ!
家出をした高二の美緒は盛岡で毛織物の工房を営む祖父の家に駆けこむ。雲を紡ぎ、光を染め、風を織る中で少女は希望を見つけていく。
職を奪われ、ふるさとを追われ、四国をさ迷う青年に待ちうけるものは?『まほろば十三湊』をしのぐ問題小説の誕生です。
「悪人」「さよなら渓谷」「ランドマーク」等、罪を犯した男たちを描いた名作の数々。圧倒的なストーリーテリングが胸を熱くさせる!
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