作品
本屋の私が行商に出向いたのは、孫ほどの娘を後添えに迎えた名主宅。披露した画譜が無くなり、彼女が盗んだとしか思えないのだが…。
「めずらしいほど無垢な人」と部下に慕われた劉備に、どこまでもついていった男たちの純情と覚悟! いまも愛される英雄たちの挽歌。
昼は腕の良い職人、裏の顔は「地獄への案内人」。女の敵は許さない、時代小説界のニューヒロイン・仕立屋お竜の剣技が冴える第三弾。
友人と出かけた帰り、ほろ酔いの清兵衛は何者かに殴られ、見知らぬ男の家で目を覚ます。翌日、倒れていた近くで遺体が見つかり……。
奉公先の賭場で恋仲になった挙げ句、心中を図った男女。女を助けた喜八郎は貸元と直談判に及ぶが…。喜八郎と秀弥の恋にも急展開が!
とある神社で殺しが起きた晩、神社の狛犬が別の犬の像に置き換わった。「犬神の家」と噂される武家屋敷との関わりに南町奉行が迫る。
姥捨の郷で空也を待つ霧子たち。しかし、空也は京で思いもよらぬ事態に遭遇していた。さらに薩摩に縁があるという武芸者の影が……。
「殿、また借金をしたのですか⁉」財政赤字に喘ぐ大野藩。藩主・利忠にほれ込んだ七郎右衛門は無理難題を一手に引き受けることに…。
借金を繰り返す殿・利忠。七郎右衛門は呆れながらも、藩の財政再建を成し遂げようとしていた。そんな中、黒船が襲来し、激震が走る!
妙法寺の善智内供の長い鼻は、天竺の象鼻天・ガネーシャの因縁によるものだった――神々そして眷属が、桜吹雪のなか自由に舞い踊る!
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