作品
世界を魅了する西川美和作品――その原石5篇。笑福亭鶴瓶氏の「解説」、書き下ろしの「あとがき」も加えた新装決定版。
ダ・ビンチ、ピカソ、デュシャン、葛飾北斎、三島由紀夫、黒澤明……横尾アトリエの隣の森では、芸術家たちが時空を超えて語り合う!
芸人、ミュージシャン、俳優……と八面六臂の活躍をするマキタスポーツが、今度は自伝的小説で作家デビュー! サブカル青春漂流記。
今日を乗り越えていこう――フランスのパリで、育児に家事に仕事に奮闘するシングルファザーの著者が、心を込めて贈るメッセージ。
東京大学に初めて女性が入学して75年。今なお女性比率は二割に満たない。「東大女子」を通して、日本社会の影と未来をあぶり出す。
明治期の日本でコレラ等と戦った北里と鷗外。「感染症学」を通じて、国民の命を守ることに奔走した二人は、なぜ道を違えたのか。
仏文学を学ぶ兄、軍国少年の弟。二人が憧れる美少女は、息苦しい戦時下でも自由奔放。やがて兄に召集令状が…。波乱万丈の物語。
三つ子の姉をもつ琴子は、口が悪く偏屈な小学三年生。周りの価値観とぶつかり、悩み考え成長する姿をユーモラスに温かく描く感動作。
暗い目をしたキャバレーの客引きと、夜の街に流れついた素人臭いチーママ。情けなくも愛おしい二人の姿を描いた平成版「夫婦善哉」。
農家に嫁いだ舞桜子は、龍神まつりが近づくと夫と激しく交わる夢を見る。隠された忌まわしい事実とは――傑作短編集。
かつて広島の比奈町に現れた謎の類人猿・ヒナゴン。約三十年ぶりの目撃情報に町は右往左往。ついには町長選に騒ぎが飛び火し……。
八咫烏の一族の長、金烏が治める山内に暮らす平民の少年・澄尾。
「小説なんて現実世界の敵」と断じる社会派YouTuberの14歳の娘。しかし彼女の最新投稿は太宰治の「女生徒」について――?
春風亭小朝の「菊池寛落語」九作が、書き下ろし「落語小説」になった。菊池寛の原作短編と浅田次郎との対談などを収録した豪華版!
大学院生の岡田一心は、世界的に活躍した伝説の映画女優「鈴さん」と出会う。彼女との交流で、本当の優しさに触れた。吉永小百合推薦
日本海の離島で、ふたりの老女が暮らしを営んでいる。厳しさに負けず、シンプルに生きようとする姿に胸を打たれる。 解説・桐野夏生
「静かな時限爆弾」と呼ばれ肺がんなどを発症させるアスベスト(石綿)。自らも患者である作家が、現場を歩いて綴った連作小説集。
冬山の峻厳さを描く表題作のほか、「地獄への滑降」「遭難者」「遺書」「霧迷い」など、遭難を材にとった迫力溢れる山岳小説全十編。
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