『太陽の坐る場所』

高校卒業から10年。元同級生たちの話題は、人気女優となったキョウコのこと。
同窓会に欠席を続ける彼女を呼び出そうと、それぞれの思惑を胸に画策する男女たちだが、一人また一人と連絡を絶ってゆく。あの頃の出来事が原因なのか……?教室内の悪意や痛み、挫折と希望。
大人になった今、それは私たちに何をもたらすのか。直木賞作家・辻村深月が新境地をひらいた傑作。

映画「太陽の坐る場所」9月27日(土)より先行上映、10月4日(土)より全国公開 映画情報はこちら>>

著者について

『太陽の坐る場所』

書籍紹介ページ

定価:本体600円+税 判型:新書判

映画「太陽の坐る場所」

9月27日(土)より山梨先行上映、10月4日(土)より有楽町スバル座ほか全国公開

キャスト:水川あさみ/木村文乃/三浦貴大/森カンナ
監督:矢崎仁司 脚本:朝西真砂
主題歌:「アメンボ」藤巻亮太
配給:ファントム・フィルム

辻村深月

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞を受賞。ほかの著書に『ぼくのメジャースプーン』『ふちなしのかがみ』『オーダーメイド殺人クラブ』『水底フェスタ』『島はぼくらと』『盲目的な恋と友情』などがある。

そのほかの作品

  • 過疎の村に帰郷した女優・由貴美。彼女との恋に溺れた少年・広海は彼女の企みに引きずり込まれる。待ち受ける破滅を予感しながら…。
  • 普通の町に生きるありふれた人々にふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる5篇。現代の地方の姿を鋭く衝く短篇集