作品紹介

◆過激化する中国の海洋進出にどう立ち向かえばいいのか?◆

・公海上空を飛行中の米軍機が中国機に体当たりされた
・海南島に不時着した同機の乗組員は中国軍により全員拘束
・南シナ海で米軍艦と中国空母が一触即発の睨み合い
・米国主催の合同海軍演習に中国軍はスパイ船を連れて登場
・中国は軍事力を背景に南シナ海の岩礁を次々と略奪
・その周囲を埋め立て、滑走路付きの軍事施設を建設している

【目次】

■序 章 米中が繰り広げる新たな戦争
現在、西太平洋で米中は戦争状態にある。東シナ海と南シナ海の覇権を米国から奪
うため、中国が武力を盾に「挑戦」を始めたのだ。現場では何万という米軍兵士が
命をかけて戦っている。本書では彼らの肉声から、その衝撃的な実態を描いていく。

■第1章 中国空母〈遼寧〉に接近せよ
自国の空母から半径45キロ圏内を一方的に「航行禁止海域」に指定した中国。
この暴挙に対し、1隻の米軍艦が南シナ海に派遣された。「航行禁止海域を無視し、
中国空母に接近せよ」。そのミッションに、世界の「航行の自由」がかかっていた。

■第2章 アメリカ一強時代の終わり
第2次大戦終結当時、米海軍は世界の大型軍艦の70%を保有していた。戦後の「海
の平和」は、米国のこの圧倒的な海軍力によって保たれていたのだ。しかし冷戦後、
米海軍の軍艦保有数は半分以下に縮小。その隙をついて、中国海軍は台頭してきた。

■第3章 中国海軍の野望とトラウマ
市場経済への転換後、中国は海上交易路の保護を米国に頼っていた。だが95年の
「台湾海峡危機」を機に、関係は崩壊。旧ソ連製の不良品ばかりだった中国の軍艦
は、12年間で4倍に増大した軍事費を背景に、次々と最新型に置き換わっている。

■第4章 海南島事件の衝撃
01年、南シナ海の公海上空にいた米軍機に、中国機が急接近。危険な挑発行為を
繰り返した末、遂には衝突に至った。制御を失った米軍機は海南島に不時着するも、
乗組員は中国軍によって拘束される事態に。だが、これは始まりにすぎなかった。

■第5章 米軍艦見学ツアーへようこそ
相次ぐ中国の暴走に対し、オバマ政権は「米中両軍の交流」こそが解決の鍵だと考
えた。その一環として、訪米した中国軍人を米軍艦内に招待。船内を巡るツアーを
実施した。そこで中国海軍大将はこう言い放つ。「強力な船ではないようですね」

■第6章 緊急停止!
公海上で〈遼寧〉と遭遇した米軍艦。「即刻この海域を出なさい」「ここは公海です」。
両国の無線のやり取りで、現場は一触即発の緊張感に包まれる。すると、1隻の
中国艦が米側へ急接近。それは衝突を望むように、米軍艦の目の前で停止した。

■第7章 対中強硬派の逆襲
尖閣諸島を含む東シナ海上空を「防空識別圏」に設定した、と宣言した中国。彼ら
はどこまで本気なのか。それを確認するため、対中強硬派の太平洋艦隊司令官を
乗せた軍用機は嘉手納基地から飛び立った。まもなく、中国の戦闘機が2機現れた。

■第8章 「空母キラー」が全てを変えた
世界で初めて、航行中の空母にミサイルを命中させる技術を開発した中国。この
「空母キラー」の登場によって、空母打撃群を主体としていた米海軍の既存の戦略は、
実質上無効化された。米中間の兵器競争は、全く新たなステージに突入したのだ。

■第9章 軍事要塞と化した南シナ海
中国は他国領である南シナ海の小島や岩礁を、武力によって次々と制圧し始めてい
る。そうして得た土地の周囲を埋め立て、滑走路付きの軍事施設まで建設。だが、
米海軍大将にはある作戦があった。彼はCNNの取材班を乗せ、現地へ向かった。

■第10章 ドナルド・トランプという選択
「海軍が本当にほしいものを言ってくれ。財源は心配しなくていい」。オバマが主導
してきた軍縮・対中融和路線と正反対のトランプ政権の申し出に、海軍高官は耳を
疑う。トランプによって、連戦連敗だった米海軍はどのように生まれ変わるのか。

■解説 日本は中国の「挑戦」にどう立ち向かえばいいのか?
德地秀士(政策研究大学院大学シニア・フェロー、元防衛審議官)

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