作品紹介

政治からサブカルまで、アメリカのリアルについて語らせたら右に出るものはいない町山智浩氏が放つ、週刊文春人気連載「言霊USA」の単行本第3弾!
本書に収録されているのは、は2104年3月から2015年3月までの1年間に雑誌発表された文章。オバマ大統領がどんなに奮闘しても、水を指す言説や事件は次から次へと現れる。マリファナを守りたいヒッピーと、銃を死守したいカウボーイが、手を組んでオバマの邪魔をする。外から見れば愚行としか見えない事柄ばかりだが、某NBAチームのオーナー氏の言うとおり「この国では、バカでも許される」のだ。そんな「病める超大国」の現実を、アメリカに在住の町山氏が、内側からの視点で、批判しながら面白がり、怒りながら笑う。
この連載時の本文には、まだ「トランプ」という名前は出てこない。ところが、現在の詩T視点で読めば、この国はどうして「あの大統領」を選んでしまうに至るのか、その理由と過程が、なんともよく分かる仕組みになっている。これは恐るべき「予言の書」でもあるのだ(?)。
「ファップニング」はハリウッド女優のヌード写真流出、「インフォテインメント」は情報番組に娯楽を盛りすぎ、「イスラモフォビア」はイスラム教恐怖症、「キャットフィッシュ」はフェィスブックに別人の顔写真を使うなりすまし・・・。現地で生まれるおバカな新語、流行語、時の人の言行録をもとに、アメリカの「今」をメッタ斬り。澤井健氏のユーモア溢れるイラストも連載当時のまま完全収録。ジャーナリスト・津田大介氏の「町山愛」あふれる解説も必読です。

担当編集者より
単行本から文庫へのタイムラグは、むしろ町山智浩氏の「予知能力」を証明するために必要だったのでは、と思えるほど、この本に現れたアメリカの世相は、やがて「あの大統領を選んでしまう国」のリアルを伝えています。アメリカの中にいるからこそ分かる「空気感」といえるでしょう。現在、トランプの暴走はますます加速していますが、何故そんな大統領をまだアメリカ国民は支持するのか、それは「あの国は、ここんとこ、ずうっとこうだった」からなんです。今こそ読むべき「真のアメリカが分かる一冊」です。

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