目次

創作
三木三奈　アイスネルワイゼン　220枚
琴音はピアノ伴奏の仕事で失敗をし、友人と喧嘩をし、クリスマスイブに一人深夜バスに乗る。その先に見えるものは

小林エリカ　風船爆弾フォリーズ　短期集中連載　第四回

対談
國分功一郎×若林正恭
ビッグモーター化する世界の中で
資本主義の魔物に、どう立ち向かっていけばよいのか ── 一年九カ月振り、三回目の対話

特集 絲山秋子 デビュー20年
最新連作集『神と黒蟹県』刊行を前に、その軌跡と到達点を明かす

対談
辻原登×絲山秋子　小説の余白に信を置く

評論
田中和生　絲山秋子論 ── 連作作品集『神と黒蟹県』の地平

インタビュー
絲山秋子　言葉にならない「関係性」が面白い

新連載
四方田犬彦　零落の賦　第一回　天上人間
人はいかに零落し、その零落を生きるのだろうか ── 栄光を極めた者だけに訪れる失墜の諸相

批評
渡邉大輔 宮﨑駿に触れる ──『君たちはどう生きるか』と「工作」の想像力

リレーエッセイ
私の身体を生きる　第十四回　宇佐見りん　トイレとハムレット

巻頭表現
暮田真名　夢み

Author's Eyes
セメントTHING　乱反射する「私」

エセー
小沼理　推敲の時間

津野青嵐　「ファット」な身体

明星聖子　未完成が増殖する ── カフカの『城』をめぐって

連載
江﨑文武　音のとびらを開けて　第三回

松浦寿輝　谷中　第四回

砂川文次　越境　第十回

円城塔　機械仏教史縁起　第十一回

綿矢りさ　激煌短命（げきこうたんめい）　 第二部・完

宮本輝　潮音（ちょうおん）　第八十六回

西村紗知　成熟と○○　第五回

奈倉有里　ロシア文学の教室　第九回

王谷晶　鑑賞する動物　第十三回

辻田真佐憲　煽情の考古学　第二十一回

藤原麻里菜　余計なことで忙しい　第二十二回

成田悠輔　未来の超克　第二十六回

平民金子　めしとまち　第三十回

松浦寿輝　遊歩遊心　第四十九回

犬山紙子　むらむら読書　第六十九回

柴田聡子　きれぎれのハミング　 最終回

住本麻子　渡邊英理　 新人小説月評

文學界図書室
児玉雨子『 ##NAME##』（倉本さおり）
川上未映子『深く、しっかり息をして』（柳楽馨）
田中慎弥『流れる島と海の怪物』（長瀬海）

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