作品紹介

ずっとこの先も生きてゆくのか。こんなさみしいのに

小さな曾祖母、人間界になじめなかった蛸、海へ帰りたがる海馬。遠いカミの世から訪れたものとの交情を描く川上弘美の最新短篇集

担当編集者より
川上さんの最新作は、蓋をあけると、生きることのさみしさ、この世のひとのいとおしさがしみじみと立ちのぼる、不思議な短篇の玉手箱です。女にもてるのに、人間界になじめなかった蛸と居酒屋をはしごする「北斎」。生気がなくなって地下に落ちてくる人間を養うモグラの生活を描く「【鼠+晏】鼠(うごろもち)」。主人から主人へと譲られ、子をなし、時満ちて故郷の海へ向かって走り出す「海馬」。超高齢社会になった近未来、七代前の先祖に恋する「島崎」は、どこか『センセイの鞄』を彷彿させる佳作です。(TM)
商品情報
書名(カナ) リュウグウ
ページ数 208ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 カバー装
初版奥付日 2002年06月30日
ISBN 978-4-16-321030-8
Cコード C0093

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