作品紹介

201×年――新型ウイルス『バベル』が蔓延する近未来の日本。そのウイルスに感染して発症した人間の大半は言語に障害を来たし、場合によっては意思の疎通まで不可能になる。感染拡大を恐れた諸外国は日本との貿易・渡航を制限、日本経済は大打撃を受けた――。その後日本政府は巨大な壁「長城」を建設、「長城」の内と外で感染者と非感染者を隔離する政策を推進する。日本は一種の鎖国状態に入る。
その後感染者の中には隔離政策に抵抗、破壊活動や「長城」に侵入しようとする集団が発生する。その一方で「言語を伴わないコミュニケ―ションの可能性」をさぐる新しい動きも胎動してきて――。しかし日本政府はその可能性を否定するように、非感染者だけを収容する「タワー」を建設、一層の隔離政策をとるように。さらには「バベル」感染者がインフルエンザに感染すると死に至るケースがあることから、インフルエンザウイルスを使った悪魔的な計画を実行しようとするが……。
ウイルスとは何か? 新しいコミュニケーションの可能性とは? 福田和代にしか描きえないバイオクライシスノベル。

書評・インタビュー

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担当編集者より
感染すると言葉を失う未知のウイルス――福田和代さんの新作のモチーフはとても先鋭的なものになりました。数年前に初めて日本で起きたインフルエンザのパンデミック(感染爆発)を凌ぐ『バベル』ウイルスの蔓延に人間はどう立ち向かったのか? そして共生の可能性はあるのか? 最新の知見をさまざまに取材、それを作品に昇華させた福田さんの傑作バイオクライシスノベルをご堪能下さい!(YS)
商品情報
書名(カナ) バベル
ページ数 400ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2014年03月25日
ISBN 978-4-16-390040-7
Cコード 0093

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