作品紹介

「色で老人を喰う」裏稼業を描く戦慄の犯罪小説

妻に先立たれた後期高齢者の耕造は、六十九歳の小夜子と同居しはじめるが、夏の暑い日に脳梗塞で倒れ、一命を取り留めるも重体に陥る。
だか、裏で小夜子は結婚相談所を経営する前科持ちの男、柏木と結託していた。
病院へ駆けつけた、耕造の娘である尚子、朋美は、小夜子の本性を次第に知ることとなる――。
結婚相談所の男と、結婚したパートナーと、死別を繰り返す女につきまとう黒い疑惑。
恐るべき“後妻業”の手口と実態。
「黒川節」炸裂、欲に首までつかった人々が奔走する。犯罪小説の手練れが、身近に忍び寄る新たな「悪」を見事に炙り出す。
『カウント・プラン』をはじめとするコンゲーム小説、『文福茶釜』などの美術ミステリー、『悪果』などの警察小説、そして直木賞を受賞した『破門』をはじめとする桑原&二宮の「疫病神」シリーズなど、関西を舞台にした数々の作品で、オリジナリティに溢れたテンポある会話と、リアリティに満ちた描写、そして一気に読ませるストーリーテリングの妙で、他の追従を許さない犯罪小説の第一人者・黒川博行による直木賞受賞第一作。

書評・インタビュー

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担当編集者より
圧倒的なリアリティ、関西弁で展開される絶妙なテンポと語り口、息をつかせぬ一気読みの展開、炙り出される人間の業――。『破門』で直木賞を獲得した実力派作家の受賞第一作は、〈色で老人を喰う〉恐ろしき稼業を描いた戦慄の犯罪小説。「爺を騙すのは功徳や」と語る前科持ちの結婚談所所長の柏木と、結婚相手と死別を繰り返す小夜子。二人のターゲット、九十一歳の老人・中瀬耕造が、脳梗塞で倒れ意識不明の重体に……。受賞作とはひと味ちがう、身近に忍び寄る新たな「悪」を描いた、黒川節炸裂、悪人だらけの会心作。
商品情報
書名(カナ) ゴサイギョウ
ページ数 416ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2014年08月30日
ISBN 978-4-16-390088-9
Cコード 0093

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