単行本

第43回(2015年)泉鏡花賞

骨風 篠原勝之

1,815 (税込)
発売日2015年07月08日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) コップウ
ページ数 232ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2015年07月10日
ISBN 978-4-16-390295-1
Cコード 0093
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単行本

第43回(2015年)泉鏡花賞

骨風 篠原勝之

1,815 (税込)
発売日2015年07月08日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) コップウ
ページ数 232ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2015年07月10日
ISBN 978-4-16-390295-1
Cコード 0093

そのコトバは、どこまでも自由に舞っていた

十七歳、家出少年の人生は、挫折、家族解散、借金返済の自転車操業。
愛猫、ビンボー暮らし、ゲージツ、室蘭、深沢七郎、モンゴル草原、青函連絡船、
編み物、ベネチア、父親、どぶろく、スキンヘッド、弟、甲斐駒ケ岳……
老いてなお逃げ続ける脚力で描き切った、崖っぷちの連作集!

文芸誌掲載作から名短篇を集めた『文学2014』アンソロジーに選ばれた
表題作。鉄と戯れ、ゲージツする日々、蜂に刺され鹿が迷いこむ山の生活。
家族と己の生と死を、タフに見つめつづける全8作。

おすすめ記事

「『死』を手づかみにした小説集 篠原勝之さん」
今週の本棚:本と人(毎日新聞 2015.10.04)
南 伸坊・評「この本はいい。私はすごくススメたい。」
SUNDAY LIBRARY(サンデー毎日 2015.08.06)

※外部サイトへリンクしている場合もあります

担当編集者より

「98パーセント植物ニンゲンになったの。会いに来て」モンゴルへゲージツ遠征に出る前、かかってきた電話は、30年ぶりに聞く母親の声だった。殴られつづけた父親を逃れて家を出て、内地で暮らしてきた歳月。緊張しながら病院へ行った「オレ」が見たものは?――「ゲージツ家のKUMAさん」渾身の表題作は、日本文藝家協会のアンソロジー『文学2014』にも選ばれた傑作。工場に籠もり、鉄と戯れる日々。蜂に刺され鹿が迷い込む山の生活。影のようにつきまとう困った弟。生と死をタフに見つめる連作集です。

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