文春新書

21世紀 地政学入門

船橋洋一

  • 定価:本体800円+税
  • 発売日:2016年02月19日
  • ジャンル:ノンフィクション
  • Twitter
  • facebook
  • google+
  • hatena
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

作品紹介

地理と地図――「地政学」が世界を再び支配する!
中国の海洋進出、米国の弱体化、北朝鮮崩壊の危機、そして縮小してゆく日本。内憂外患の時代を「地政学的直観力」でサバイバルするための、51のヒント。


地理、歴史、民族、宗教、資源、人口のような変えにくい要素が、国の戦略や外交に影響を及ぼし、国家間の摩擦をもたらすようになった。
日本は戦後長い間、朝鮮戦争のような例外を除き、地政学的リスクには悩まされずに済んできた。米国は圧倒的な理念とパワーをもって地政学を「超越」できると信じ、冷戦後フランシス・フクヤマは「歴史の終焉」を唱えた。それは国々の業ともいうべき地政学の終焉宣言でもあった。しかし、再び日本に危機が迫っている。

●中国が経済・軍事ともに膨張の兆しを見せている。南シナ海と東シナ海を中国の「核心的利益」ととらえ、「海への戦略的意思」を明確にしている。AIIBという地域を冠にした経済覇権構想もスタートした。
●米国のプレゼンスが下がっている。特に中東外交での優柔不断ぶりは、「世界のリーダー」への不信感を生んでいる。
●北朝鮮が崩壊する可能性が強まっている。そうなった場合、朝鮮半島の行方が日本の安全保障にとって再び、死活的な意味を持ち始めた。
●一方、日本は急激な人口減少社会に突入した。アジアにおけるパワーバランスは今後急激に変わるだろう。

元朝日新聞主筆で、原発事故の独自調査を行ったシンクタンクで理事長を務める著者が、5年にわたり精緻な取材力で世界を分析。
明日の日本を占う示唆に富む一冊。

担当編集者より
「地政学」が再び脚光を浴びています。グローバル化が進んだ結果、ふたたび世界は地理的要件に縛られるようになっているのです。
日本は急速な人口減少社会へ突入しています。2100年には人口が約5,000万人になるとの試算もあるほど!
人口ボーナスで経済発展が見込まれるアジアといかに付き合っていくか? 日米同盟をどうしていくか? 日本国内のガバナンスはどうしていくべきか――?
問題が複雑に絡み合った現代社会を読み解くための、最良のヒント集が登場です。
目次
■第一章■ 二十一世紀新世界
未来地政学2030/地政学の逆襲/ロシア=「失われた時代」の復讐/朝鮮半島=終わりの始まり/アラビア半島=国境の消滅/テロ=「敵は、恐怖心それ自体」
■第二章■ グローバル地経学
ドルの命運/人民元外交/ドイツの欧州化と欧州のドイツ化/アジアの中産階級大国/アベノミックスのリスク/ウーマノミックス
■第三章■ 中国の夢
文革は終わっていない/中国のカリブ海/真理は地域に宿る/日中 二匹のサソリ/尖閣問題と台湾問題/AIIBモンロー主義/自由で開かれた国際協調主義
■第四章■ 米国リバランシング
西半球回帰/アマゾンがワシントンを呑み込む/地政学的リーマン・ショック/対中総動員戦略/ハト派からタカ派への転向/外交は内政に始まる/オバマ自制ドクトリン
■第五章■ 日本の戦略
日本の五重苦/日本孤立/モディと安倍はニクソンになれるか?/日豪提携論/日中は「不合意で合意」/テロとの戦いは、国民の胆力/小日本主義/シルバー平和主義
■第六章■ 日本の統治
安心は安全を裏切る/「最悪のシナリオ」という逆説//器が中身を決める/「新たな中道保守」を構築せよ
■おわりに■歴史をどう克服するか――戦後はなお、終わっていない
商品情報
書名(カナ) ニジュウイッセイキチセイガクニュウモン
ページ数 288ページ
判型・造本・装丁 新書判
初版奥付日 2016年02月20日
ISBN 978-4-16-661064-8
Cコード 0295

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、http://www.bunshun.co.jp/feedback/ から各部門にお送りください。

感想を書く