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文春学藝ライブラリー

指導者とは

リチャード・ニクソン 徳岡孝夫訳

  • 定価:本体1,660円+税
  • 発売日:2013年12月18日
  • ジャンル:政治・経済・ビジネス
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作品紹介

アメリカ大統領を筆頭に、世界各国の最高権力者が退任後に回想録をよく残します。その多くは自己賛美に終始するものもですが、本書はそうした単なるメモワールとは違います。初めての大統領選挙での敗北、悲願だった最高権力の座を掴み取るも、ウォーターゲート事件で失脚――ニクソンほど、権力の栄光と挫折を知り尽くした人物は、20世紀には見当たりません。そのニクソンが、じかに対面し、交渉し、そして親交を結んだ同時代のリーダーたちが、英国首相・チャーチル、仏大統領・ドゴール、ソ連のフルシチョフ、さらにはマッカーサー、周恩来、アデナウアー、そして吉田茂でした。
そうした世界の傑物たちの姿を描きながら、ニクソンが導き出す「リーダーの条件」は説得力に満ち溢れています。
本書の413頁以下に「指導者の資格について」は必読です。こんなくだりもあります。
〈・指導者は、いつ闘うべきか、いつ退くべきか、いつ初心を貫くべきか、いつ妥協すべきか、いつ発言し、いつ沈黙すべきかを知らねばならない。
・指導者は、広い視野を持つと同時に、明確な戦略と目標とビジョンを持たねばならない。
・指導者は、全体を眺め、一つの決断と他の決断との関係を見極めなければならない。
・指導者は、先頭に立つべきだが、支持者が随いて来れないほど先頭であってはならない。〉
これは、政治の世界のみならず、あらゆる世界に通用するメッセージではないでしょうか。1986年に小社より刊行された単行本は広く話題を集めましたが、長らく絶版状態にありました。今回、満を持しての復刊です。

担当編集者より
アメリカ第三十七代大統領、リチャード・ニクソンほど、権力の地位の重さを痛感した人物はいなかったのではないでしょうか。副大統領から次期大統領選に出馬し敗北。捲土重来で掴んだその座は、任期途中でウォーターゲート事件によって追われてしまう。だからこそ、東西の権力者に向けた眼差しは、他の追随を許さないシビアさが光ります。二十世紀の巨星を論じた本書、四半世紀を経て、待望の復刊です。(SH)
商品情報
書名(カナ) シドウシャトハ
ページ数 480ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2013年12月20日
ISBN 978-4-16-813009-0
Cコード 0198

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