気鋭のユーモア・ミステリー作家、東川篤哉さん待望の新シリーズは、なんと「倒叙ミステリー」と「魔法」の融合! 「魔法少女」で「お手伝いさん」のマリィが魔法で犯人を指名し、ある特殊な趣味を持つ八王子市警の刑事、小山田聡介が証拠集めに駆けずり回る――。ミステリー界に新たに生まれた名コンビが、読者を本格ミステリーの世界にご案内します。

内容紹介

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八王子市警の椿木警部小山田刑事が殺人事件の現場に赴くと、なぜかそこにはいつも、三つ編みに紺のワンピースの美少女が。屋敷で働くお手伝いさんの彼女は、「私には犯人が判る」と証言するのだが……。 家具や家電がさかさまになった事件現場の謎を解く「魔法使いとさかさまの部屋」。体力自慢の犯人が、その馬鹿力を活かして犯行を遂げる「魔法使いと失くしたボタン」。物まね芸人が自らの信念をかけたトリックを仕掛ける「魔法使いと二つの署名」。野球選手が、自分に瓜二つの人間を使ってアリバイをつくる「魔法使いと代打男のアリバイ」。本格ミステリーと魔法の融合をたっぷり楽しめる、中篇4作を収録。

「東川マジックに身をゆだねてみては どうでしょう?」

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著者プロフィール

1968年、広島県尾道市生まれ。1996年、鮎川哲也編『本格推理 8』に「中途半端な密室」が初掲載。2002年、『密室の鍵貸します』が光文社カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト「Kappa-One」第一弾に選ばれて長編デビュー。『謎解きはディナーのあとで』で2011年本屋大賞を受賞。気鋭のユーモアミステリー作家として注目を集める。

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