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〈まんまこと〉シリーズ最新刊「ああうれしい」 江戸の感覚とらえ、現代につなげる畠中恵の技(好書好日 杉江松恋「日出る処のニューヒット」第25回)
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4月8日、シリーズ第9弾『おやごころ』の文庫が発売されます
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愛されて20年。大好評「まんまこと」シリーズ、特設サイトがリニューアル!
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高橋麻之助(たかはし あさのすけ)
8つの町を支配町とする、神田町名主・高橋宗右衛門の跡取り息子。お気楽者ながら、揉め事の解決には思いも寄らぬ閃きをみせる。恋女房のお寿ずに先立たれる。
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八木清十郎(やぎ せいじゅうろう)
麻之助の幼馴染み。父親の源兵衛の逝去に伴い町名主を引き継ぐ。色男で知られたが、しっかり者のお安と夫婦になる。
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相馬吉五郎(そうま きちごろう)
麻之助の幼馴染み。謹厳実直・品行方正な堅物の見習い同心。相馬家の跡取りに決まっている。
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高橋宗右衛門(たかはし そうえもん)
麻之助の父で、神田の町名主。玄関先で町中のさまざまな揉め事を裁定する。
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相馬小十郎(そうま こじゅうろう)
同心から吟味方与力に昇進。腕っぷしも強く、役者もかくやという男ぶりだが、石頭で融通が利かない。
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一葉(いちは)
小十郎の娘。吉五郎の許婚だったが、兄のようにしか思っておらず、縁談は白紙になった。
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お雪(おゆき)
小十郎の遠縁で、料理屋・花梅屋の夫婦の娘。のんびり屋だが感情豊かで、たまに無茶をする。
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お安(おやす)
清十郎の妻。地味だがしっかり者で、適切な返事が返せる出来た妻。
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両国の貞(りょうごくのさだ)
盛り場の顔役・大貞の息子。きりりとした、いなせな男。喧嘩はめっぽうつよい。
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丸三(まるさん)
金を借りると、借金がすぐ「丸っと三倍」に膨れると言われる高利貸し。麻之助らを親友と考えている
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西森金吾(にしもり きんご)
十五町を支配する、江戸でも名の知れた町名主。
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お和歌(おわか)
西森金吾の娘。麻之助と祝言をあげる。優しく気が利き、色々な考えを思いつく。
宗吾(そうご)
両親と飼い猫からの愛情を一心に受けてすくすく育つ。大泣きもするが、よく寝る子で手が掛からない

高知県生まれ、名古屋育ち。漫画家を経て、2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。以来、「しゃばけ」シリーズは大ベストセラーになり、16年には第1回吉川英治文庫賞を受賞した。他に、「まんまこと」「若様組」「明治・妖モダン」「つくもがみ」などの各シリーズ、『ちょちょら』『けさくしゃ』『うずら大名』『まことの華姫』『とっても不幸な幸運』『わが殿』『猫君』『御坊日々』『忍びの副業』など著書多数。共著に『人生を豊かにする歴史・時代小説教室』がある。