アナザーフェイス×警視庁追跡捜査係
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「最新作『凍る炎』では、メタンハイドレートセンター(独立行政法人)へ取材したのですが、2時間みっちり開発の最前線について専門的な話を聞いていました。本には書かないことまで理論的にきちんと理解した上で、実用化には程遠いし、コストはかかる。でも進めなければいけない理由は? という本質をついていったところで、資源外交の切り札としてこの題材を扱われたのには驚きました」
「取材して、勉強して、理解した上で、わかりやすく最小限の内容を出すというのは、やはり新聞記者ご出身という部分が大きく影響している部分なのでしょうね」
「メタンハイドレートのネタは、その時点ではまだこんなに注目をされていませんでした。第1稿を頂戴した頃、ちょうど太平洋側で発掘されたとの大きな記事が出た覚えがあります」
「実用化への技術的な進展があったというのも、昨年でしたもんね」
「また時代が追いついてきたパターンですね、預言者のよう(笑)」
最後の一言
「モノ・セリフ・料理など細部にも気付いて頂けると、また違った作品の魅力に出会えてより一層、堂場さんの虜になると思います。堂場さんの警察小説の醍醐味は、そういうディテールの積み重ねなんですね。今回の『凍る炎』『刑事の絆』連携コラボ企画は、緻密な取材・準備をもとに完成された、両シリーズにとってまた新しい魅力を感じる作品です!」
「作品ごとにこだわりを持ち、設定を細かく意識的に変えていらっしゃる堂場さん。すべては計算しつくされた世界観です。そして今回、2つの全く異なるシリーズがコラボし、綺麗にはまりました。『凍る炎』を読んだ後は、『刑事の絆』で沖田・大友・西川はもちろんこと、その他の刑事たちの熱き絆も感じて下さい!」