つなみ 被災地の子どもたちの作文集 完全版
第43回大宅壮一ノンフィクション賞受賞
20万部のベストセラーとなった『つなみ 被災地のこども80人の作文集』。東日本大震災を生き延びた子どもたちの生の声を届け、日本のみならず世界から感動の声が寄せられました。この作文集を企画取材した著者が描く、7つの家族の喪失と再生の物語。
平成最大の災害を、子どもたちは「書くこと」でどう乗り越えたのか? 私たちは何を学べるのか?
「あれから八年間の日々に」を大幅増補!
各地区から1つずつ作文をご紹介します
- 福島県警戒区域
- 作文タイトル 「友だちと会ったさいごの日」
- 石巻市・女川町
- 作文タイトル 「おとうさんにまけないせんしゅになりたい」
- 名取市・仙台市若林区・東松島市
- 作文タイトル 「学校の二階まで上がってきた津波」
- 気仙沼市
- 作文タイトル 「ぼくはがんばります」
- 南三陸町
- 作文タイトル 「おにぎり一個十分かけて食べた」
- 釜石市・大槌町
- 作文タイトル 「今は何がほしいのかわからない」
- 陸前高田市
- 作文タイトル 「まつの木一本」
森 健(もり けん)
ジャーナリスト。1968年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。「文藝春秋」「週刊文春」をはじめ各誌で人物ルポ、経済記事を中心に執筆。著書に『就活って何だ』、『ぼくらの就活戦記』、『勤めないという生き方』、『インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?』、『グーグル・アマゾン化する社会』、『人体改造の世紀』他。
企画・取材・構成にあたった『つなみ 被災地のこども80人の作文集』、著書の『「つなみ」の子どもたち──作文に書かれなかった物語』で、被災地の子供たちとともに、第43回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。