作品
84歳を迎えてなお意気盛ん。日本を代表する現代美術家の交友関係と、頭の中身がすべて分かる「週刊読書人」人気連載を完全書籍化。
語り手を自在に換えつつ大阪万博、日航機墜落事故など、狂騒と蒙昧の戦後を彩った様々な事件とその陰にある無数の生を描き出す長篇。
昭和天皇崩御直後の江藤淳と筆者との長時間対論。その肉声と、没後五十年を迎える三島由紀夫の天皇観とを対峙させた画期的論考。
膨大な資料の中から、選ばれたとっておきの201の言葉と秘蔵写真15点。 現代では忘れられがちな〝男の美学〟が息づいています。
記者会見や授賞式、結婚式などで知られる東京會舘。大正十一年の落成から改装を経ての再開まで、昭和、平成と集った人々を描く長編。
人生に目的などありはしない。信ずべきは曖昧な幸福にあらず、ただ具体的な快楽のみ……。時を隔ててますます新しい、澁澤龍彦の煽動的人生論。三島由紀夫絶賛の幻の書。(浅羽通明)
トランプ白人至上主義に警鐘を鳴らし、国家の主体性のために日本は新憲法を作り直せと提言する。いま最も求められている直言集。
幼時からエクゾティシズムの徒であった平城帝の子・高丘親王は一路、天竺を目指す。読売文学賞に輝いた怪奇と幻想のロマネスク。
稀有な表現者を支えたのは、三島由紀夫と中村八大という二つの巨星だった――。「ヨイトマケの唄」を通して音楽史の真実に迫る!
「政治と文学」というテーマで、常に語られてきた戦後思想。今世紀を生きる我々に有効な思考とは? 気鋭の批評家による画期的論考!
太宰治の「逆ギレ事件」から、辛口評で鳴らした石原慎太郎の引退までの秘話満載。名物文芸記者による日本一有名な文学賞の八十年。
文藝を舞台に松本人志、又吉直樹、福徳秀介(ジャルジャル)といった芸人たちが異才を炸裂!
映画界のみならず文壇でも注目を集める著者の小説処女作。女性の死をめぐる兄弟の相剋が、それぞれの視点から瑞々しく描かれる
三島由紀夫には焦がれるほど結婚を望んだ女性がいた――若き三島の秘められた恋を、実話をもとに絢爛たる文体で小説に仕立てた傑作。
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